ぶっちゃけ。。不況の時に転職をしたほうがいい?しないほうがいい?
こんばんは。リョーです。
人材業界で社会人4年目で、現在はマネジメントを行っており日々仕事の壁に全力でぶち当たってる人です。
さて。昨今の新型コロナウイルスの影響で苦労されていらっしゃる方が
たくさんいると思います。
会社が倒産に近づいている、という危機感があるサラリーマンの方も
多くいらっしゃるのではないでしょうか。
リンクを貼ったので気が向いたら読んでほしいのですが、
この新型コロナ関連で倒産している会社が4月末現在で全国で約100社存在するみたいです。
政府も助成金や税金の猶予などだいぶ頑張ってくれているみたいですが、
ボクシングでいうところのパンチが当たった後にタオルを投げても意味がありません。これは他人事ではなく、刻一刻と自分ごとに迫ってきている足音のだと捉えるべきだと思いました。
さて、そんな怖い状況のなかで
やはり転職という事業を生業としている会社で働いている
イチサラリーマンが思考するのは「この時期に転職するべきか否か」ということです。
結論から言うと、あなたが日本っぽい企業で働いているならそんな焦ってしないほうがいい。
それは日本の教育システムが不況の時にこそ輝くからです。
なんでか説明しますね。
新卒一括採用、というシステムを採用している日本は何の能力が無くても
がさっと大学生を受け入れる、ということが当たり前になっています。
マイナビ新卒やリクナビを使って毎年大勢の学生が一括採用されますよね。
その際に人事が一番見ていることが(コミュニケーション能力」だったり「やる気」であったり・・
大学4年で培ったことよりかは、人物重視の採用を行っています。
未経験の転職枠もだいたいおんなじ感じです。
これに対して、海外のリクルート方法は言ってしまえば「プロ集団のスカウティング」のようなもので、仕事に対しての給与ではなく成果に対しての給与という価値観。
成果が出なければ去る。去ったら別の人物が同じ仕事をする。といった具合です。
日本はというと「一族郎党」。新卒を家族のように受け入れ、育てていく。
能力が無ければイチから教育するし、様々な力をつけるといってJOBローテだって推奨している。
一見、最初の成果が出づらくても雇用し続ける日本の教育システムは長い間無駄だ無駄だと僕自身も思っていたのですが。(笑)
今、新型コロナウイルスでリーマンショック以来の不況を見せる中、
日本の雇用制度っていいなと思うわけです。
なぜなら他の国の会社は規模を縮小して守り一辺倒。
でも日本の社会は次の産業を作り出そうとまもりと同時に攻めているからです。
TIME IS MONEYで社員を雇っていた会社であれば
人員整理することでコスト削減を行いますが、
JOBローテや教育に資金をつぎ込んできた日本系の教育システムを取り入れている会社はお金じゃなく、人の能力こそが会社の資産となっているわけです。
簡単にイメージするのであれば、
自分の収入が一切なくなったときに頼りになるのは「預金通帳の残高」ですよね。
その発想と似ていて、今の日本は預金通帳残高の高い会社が多いという訳です。
ベンチャーとか外資とか聞こえはとても良く。成果主義/実力主義と聞いて
胸踊らせる学生・旧来の日本企業だと嘆いている第二新卒の方もたくさんいると思いますが、10年に1回はこんな予測不能な事態が起こるのです。
日本式の会社に勤めていることが不況の時に輝くそもそもの資産ということ。
事実、世界同時不況のときに世界をリードしているのは日本企業です。
今いるところから離れるときは、今じゃない。
これが僕の考えです。少しでもお役にたてると幸いです。
ではまたあした。
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