見出し画像

詩ってなんだろう

 詩について学びたいと思いながら、忙しさにかまけて1学期が終わろうとしています。運よく、詩の単元を2学期に回す事情ができたので、監禁生活のうちに学べることは学ぼうと、手に取ったのが、谷川俊太郎さんの本。

 ストレートな題名を見てすぐに購入して、本棚に飾っていました。(←すぐ読め!)
谷川さんの学校教育批判がちくりと刺さります。学校は詩を体系立てて教えていない。行き当たりばったりで、教科書に載っているから教えるだけのつぎはぎだらけであるという叱責を感じました。

 文字のない頃から詩は私たちの日常に根ざしていました。詩は、唄と同じであり、おまじないや祈り、働く時に声をそろえて歌う唄であったりしたのです。文字には音がある。詩には声がある。声には人の心動かす力がある。

 子守唄、いろはうた、いろはカルタ、ことわざ、なぞなぞ、したもじり(早口言葉)、音あそび、意味あそび、アクロスティック、俳句、短歌、節がついた詩、全部詩です。遊びも勉強も日常の何気ない一コマも全てが詩なのです。

 もっと詩を楽しまなくちゃもったいない。頭で考えていたらもったいない。
先日読んだ『美しき愚かものたちのタブロー』の松方みたいです。「君はどう思うかね?」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?