見出し画像

言い値でいいね ケーガンの協同学習②

 午後がスタートしました。
午前のワークショップで私たちは仲間と学ぶこと、よりよく学ぶ上で大切なことを実感しました。これが協同学習は手法ではなく「哲学」言われる所以です。その上で、ケーガンストラクチャーのワークショップを体験します。

主体的・対話的で深い学びを協同学習の視点で再考すると
1 主体的=学びが「自分ごと」
2 対話的=お互いのために力を出し合っている
3 深い学び=そこで得た「気づき」が次の学びにつながる
となります。

ストラクチャーを進めるポイント
1 4人組 
  フェイスパートナー・ショルダーパートナーと組み合わせを変えて活動する。
2 一定期間同じメンバーで学ぶ
3 聴くべき時に聴けるクラス
4 4人に役割がある「みんなができる」へ
  プリントを取りに行く役・励ます役・ほめる役・応援する役・記録する役・
  時間を計る役・静かを作る役など(生徒に1番から4番まで番号を振る)
5 始まりと終わりのサイン
6 頻度を保証し、強化する
  賞賛・励まし・何度も練習をして定着を図る。2桁の経験

いよいよストラクチャー開始です。

1 ラリーロビン (ラリーインタビュー・ラリークイズ)
2 タイムド・ペア・シェア
3 スリーステップ・インタビュー
4 クイズ・クイズ・トレード
5 ナンバー・ヘッズ・トゥゲザー

1 ラリーロビンではテニスのラリーのように単語を伝え合います。例えば「夏の季語」とか「夏と言えば」とテーマを決めて1分間お互いがひたすら単語を出していきます。そして、その言葉を使って俳句を作ろうと授業を進めます。
1 ラリーインタビューは1分間ひたすら相手にインタビューをします。「この夏の楽しかったことを教えてください。」「あなたの推しは?」など。ペアを変えて報告をします。
2 タイムド・ペア・シェアは思考1分・話者1分・聴者1分で交代します。話者が話すときは口を挟まずひたすら聞きます。聴者はその後1分間聞いたことを復唱します。ペアを変えて、伝えに行くこともします。
4 クイズ・クイズ・トレードでは、今日学んだことをクイズにします。小さな紙に書いて、裏に答えを書きます。相手を見つけてクイズを出し合い、それに答えます。紙は交換して次の相手を探しにいきます。楽しい振り返りになります。

これらの全てに午前中に学んだ協同学習の4つの要件が根底に流れています。

さてさて、夏休み明けが楽しみになりました。
まずは「ゴジラ」をやろうかな?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?