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「ベーシックインカム」とは?

ベーシックインカムとは「全ての人が最低限の生活を送れるように、そのための収入を無条件で政府が支給する」という制度です。

最低限所得保障の一種で、政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を定期的に支給するという政策。 基礎所得保障、基本所得保障、最低生活保障、国民配当とも、また頭文字をとってBI、UBIともいう。
- wikipedia

日本における類似の所得保障としては「生活保護」があげられますが、生活保護は様々な理由で働けない、収入を得ることが出来ない人に対して行われることに対し、ベーシックインカムは国であれば国民全員に平等に支給されるという大きな違いがあります。


ベーシックインカム制度の「本当のねらい」

毎月お金を渡したりしたら、誰も働かなくなるんじゃないの?

誰しもがまず思うことです。
(実際、今こうして記事を書いている私もそう思っていました。。)

ですが、ベーシックインカム制度の「本当のねらい」はお金を給付したその先にあります。

それは「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を高めていくこと
QOLとは、ひとりひとりの人生や生活の質のことを指しており、この「質」をあげることがベーシックインカムの大きな目的です。

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誰しもが「恵まれた環境」にいるわけではありません。
やりたくない仕事をしたり、毎日ヘトヘトになるまで働いて「自分のやりたいことがまったくできない」と思う人も少なくないと思います。
でも、お金がないと生活ができないから、やむおえず自分の人生を使って働いている方もいらっしゃると思います。

それがもし、毎月定期的に入ってくる給付金が入ってくるとしたら。

自分のやりたい事ができる。
働いたお金と合わせて欲しかったものに手が届く。
自分に投資して、新たな可能性を見出すことができるかもしれない。

ショッピングや自分への投資に使うお金などは、経済活動にもつながります。
また、自分の懐が暖かくなることで心のゆとりをうながし、よりモチベーションを高く仕事に臨んだり、キャリアアップにつながる可能性があります。

こういったQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を高めることで、経済全体を活性化させることがベーシックインカム制度のねらいなのです。


ついに動き出した「ベーシックインカム制度」

ベーシックインカム制度は世界各国、政府レベルでの議論や検討がされていましたが、大きな前進はまだまだしていない段階でした。

ですが、2020年。世界的流行となっている新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の影響により各国で住民の外出制限や特定の店舗・職業での実質の「営業停止」により、収入が激減した人が頻出してきました。

この事態により、各国で「ベーシックインカム」への注目がさらに集まり、実際に国をあげてのベーシックインカム制度の導入を進めるというニュースも増えてきました。

日本でもZOZO創設者であり、株式会社スタートトゥデイの前澤 友作さんが社会実験としてベーシックインカム100万円の配布も話題となりました。


ベーシックインカムシネマズのあり方

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世界中で話題になり始めたベーシックインカムですが、日本での認知度はまだまだ高くありません。

それも「実際にやってみたらどうなるのか?」というモデルケースが少ない、ということも原因あげられます。
ベーシックインカムシネマズでは、このモデルケースとしての側面もあります。

ベーシックインカムを手にした人たちがどういった道を歩んでいくのか。
自分がベーシックインカムを手にしたらどうするのか。
そういった事をドキュメント映像としてユーザーや支援者の方々に体験・応援していただくことがひとつ。

大きな希望や夢があるけど、時間や環境など様々で複雑な理由で羽ばたくことができない人達を、ベーシックインカムという「羽」を用意し、リターンとしてその後の歩みをベーシックインカム受給者として記録させていただく。

この2つの軸が「ベーシックインカムシネマズ」になります。

遠くない未来に、日本でも導入されるかもしれないベーシックインカム制度。

その予習として、ぜひベーシックインカムシネマズを覗いてみてください。

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