都築郷夫 ちよつとはみだ詩・❲伍❳ 附・詩人の為のワードローブ集
【題未定】
友達まるで爽やかな日の男女かな
(©都築郷夫)俳句 kigo
《i》
男女のこと、私は勘がすつかり鈍つてしまつてさ。なんせこの20年ほど「童貞」である。私むかーしから所謂フーゾクつて苦手で。たまに、男の躰の或る部分が、妙に重苦しくなつてしまふのだが(それは生理的な事なので致し方ない)、ツツイ先生の書かれたマスター·オブ·ベーションにでも成れたらなあ、と。そつちの手も苦手なのである。処理のしやうがない。
友達、と言ふのは太古、どうだつたのか?紫式部みたいなインテリ女性は、男女の友情つてあり得ると考へてゐたのだらうか。だからアルチュール·ランボオなどより、田辺聖子、橋本治両氏(どちらも物故なさつたねえ)を讀んだ方が良いと言ふのだ、詩など物するには。
《ii》
なんて長々自註つけるやうな絶X(俳句には絶唱はないので)ではないな。字余りだし。私は何となく「眞愛(まがな)しい」なんて古臭い言葉を思ひ出したのだ。
だがこの句は異性友の如く付かず離れずな二人であるよ、と言ふ意味合ひで詠まれてゐる。つまりこの登場人物たちは同性なのだ!そこら辺の消息、我らが吾妹子先生・平賀元義は「月(つく)よみの光さやけみほことりて男さびする丈夫(ますらを)のとも」と歌つてゐる。元義は「とも」に対して好んで女房役を買つて出てゐるのだ。
そして結語として。私は異性についても、眞の友達に成れるのならそれはそれで嬉しいものだと思ふ。- 因みに私はヘテロセクシャルだよ。😋😎😆
むさ苦しき蓬髪、見てゝ暑いつしよ。陳謝致します笑。ぢやチャオ。
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