明秀日立の副キャプテンがすごい!

ある動画で明秀日立高校野球部の副キャプテン兼マネージャーの女性を紹介しているのを視聴しました。
結論から言うと素晴らしいです。
どこらへんが素晴らしいか、詳しく話たいですが、あまり個人のことにフォーカスするのも嫌なので、一般的にどんな事が難しいのかという話をしたいと思います。

声を出す勇気

声なんて野球部はもちろん他の部活でも出しているよ、と思われるかも知れません。選手だろうが、マネージャーだろうが、大きな声を出していると。
どんな声ですか?結果に対してや、一般的な事を大きな声で言うのは簡単です。ナイスプレー、焦らず行こう、思いっきりいこうなど、誰でもいつでも当てはまる声を出すことに勇気はいりません。
一方で、次を予測した声、一般的では無い内容を大きい声で言うのは簡単ではありません。非常に勇気がいることです。
次の投球でランナーが走る可能性が高いから牽制しようとか、
次の球を狙って引っ張ってくるから外野は左に5m後ろに5m移動しろなど、
このような発言をして、味方を動かす事は非常に勇気が必要です。
牽制でミスするかも知れない、詰まってポテンヒットになるかも知れないからです。
逆の事が起こる可能性も十分あります。
そういった時に、なぜそう思ったのか説明する責任があります。
説明するには、データはもちろん、相手の仕草、癖、風、状況判断など、様々な事を理解し、言語化できなければなりません。
言語化できたからといって、常に同意を得られるとも限りません。
ましてや、プレー経験がない人は試合の空気感、グラウンド側から観た視点については経験がかけています。もちろん、その経験に引っ張られ過ぎないというメリットもあるかも知れませんが、やはり、欠けている要素を補うには相当な努力が必要です。

最近はデータが多く取り上げられ、データ分析をできる人は増えています。
長期でならして考える事ができるプロ野球などでは、データだけでも効果は大きいと思います。
しかし、データ自体が少なく、選手も日々成長し、1試合の重みが大きいアマチュアの世界ではデータ分析だけでは机上の空論となり効果は非常に薄いです。
ですので、データは当たり前に取得し活用しますが、それ以外の部分を感じ取り、全ての要素を複合的に考え、結果を予測し、信念を持って発言できる。そして、説明できる能力というのは尊敬に値します。
間違えることもあると思いますし、全く見当違いの発言をすることもあるかも知れませんが、それでも発言しない人よりも格段に成長すると思いますし、チームに貢献できていると思います。
このような声をだせる人が増えてきてくれるとうれしいです。

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