『多賀少年野球クラブの「勝手にうまくなる」仕組みづくり』 辻正人
学童野球の全国大会に通算17回出場し、優勝回数も3回を誇る学童野球の名門・多賀少年野球クラブの監督、辻正人氏の著書。
滋賀県の多賀町という決して多く人が集まる土地柄ではないところに、どうしてこのような強豪クラブチームが誕生したのか。その秘密が明かされている一冊。
かつては、どこにでもいるような「試合は楽しく、練習は厳しく」という指導者であったという辻監督。その方針を大きく切り替え、子ども・親・指導者のストレスをなくす、楽しくて元気なチームを目指すという方針を打ち出したことで、余裕が生まれ、結果が出るようになったとのこと。
クラウドファンディングを利用したり、出場する大会を選び、大会にはあまりエントリーしないなど、新しい形でのチーム運営を行っている。
一度グラウンドに顔出して、練習の様子を見てみたいと思わされる一冊であった。
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