- 運営しているクリエイター
2020年11月の記事一覧
カウント別で有効なブレーキングボール
一口にスライダー、カーブといっても色々なボールがあります。カットボールに近いスライダー、カーブに近いスライダー、スライダーに近いカーブ……。投手によってはスライダーを何種類も持っていて状況によって使い分ける、といったこともするそうです。
状況によって使い分ける投手がいることを考えるとカウントによって有効なブレーキングボール(回転をかけて変化させる球種)は何か共通した特徴があるのかもしれません。そ
失点を防ぐうえで有効なブレーキングボールを定量化する
カットボール、スライダー、カーブなど回転をかけてボールを変化させるブレーキングボールは球速から縦横の変化量などさまざまな種類があります。それぞれの要素で失点を防ぐうえで有効なボールとはどんなボールなのでしょうか。
検証検証にはxPV/100を用いる。xPV/100とはそのボールを100球あたり投げて推定される防いだ失点数を表す指標だ。Baseball Savantの球種分類でカットボール、スライ
緩急か、高速化か。変化球の理想の速球との球速比とは。
投球において緩急は重要な要素と言います。一方で近頃は変化球の高速化をすべきという意見も見られます。緩急か、高速化か。どちらが良いのでしょうか。
前提試合の目的は勝利です。勝利を増やすにはチームの得失点を増やすことが重要です。つまり投球において重要なのは失点を減らすことです。ここでは優れているかどうかの基準は失点を防げるかどうかに重きをおきます。
検証各選手の各球種で各選手の速球(フォーシーム、
価値の高いブレーキングボールの球速と変化量の組み合わせ
MLB2015-2020年のカットボール、スライダー、カーブ、ナックルカーブのなかから価値の高い球速と変化量の組み合わせ上位50位(1000投球以上)をまとめました。
横曲がりの大きい球(22.5cm超)、縦変化の小さい(-7.5~15.0cm)高速(142km/h超)のカットボール、自由落下(0cm)より縦変化が小さく127㎞/h以上で変化するボールが多くランクインしてる感じがします。価値の高