マガジンのカバー画像

⚾選手物語

24
選手の数だけ物語がある。 誰もが誰かに支えられている。 これまで出会ってきた選手たちへ、 私の思いを書き記します。
運営しているクリエイター

記事一覧

⚾️上に立つ者の心得ー首都OB元主将たちの言葉ー

つい先日、とあるチームのキャプテンから悩み相談の連絡がありました。 どうやってチームを作…

⚾️やっぱり最後は人間性。

皆さんに問います。 人の成功を心から願い、応援することはできますか。 ――― 今年の首都…

⚾首都リーグOBから現役選手へ-常に誰かにみられているという意識をもつ-

アマチュア野球の最高峰である社会人野球で、活躍する選手はどんな人なのだろう。私はふと、疑…

⚾️太陽のように熱く輝け-小さな積み重ねが実を結ぶ-

ある日、日本体育大学のグラウンドに訪れたときの話。いつものように、席に座って試合を観戦し…

⚾️おばあちゃんの手紙|諦めない限り、道は拓かれる。

野球場に行くと、様々な人と出会います。ありがたいことに時々、お手紙なんかもいただきます。…

⚾たたき上げの底力-泥臭く、諦めない気持ち-

大学野球は、野球エリートの集まりだ。 私にはそんな先入観がありました。甲子園出場はおろか…

📸撮る者だからこそ、周囲への配慮を忘れない-矢澤宏太選手から学んだこと-

写真撮影は、多くの人の思いやりによって成り立っています。そんな基本的なことを、私たちカメラマンは忘れてしまうことがあります。生きる上で大切な『思いやり』について、改めて一緒に考えてみませんか。 ――― 先日、こんなニュースが飛び込んできました。大桟橋で撮影をしていたところ、施設側に料金を取られたとの話です。休日に趣味で撮りにきていただけなのに、なぜ撮影料を請求されるのかという疑問が書かれていました。 カメラマンの仕事と趣味の線引きについては、今回置いておくことにします。

⚾新米エース。いざ、本領発揮。

エースという立ち位置は、いわばチームの支柱。そんな大役を、一年目にして任された選手がいる…

⚾支柱ー斉藤北斗がいる限り、武蔵大学は強いー

武蔵大学のベンチでひときわ大きな声が聞こえる。気が付いたのは、昨年(2021年)の横浜市長杯で…

⚾️ともに涙し、見上げた一枚の写真。

先日の写真展での出来事だった。 開催二日目の昼下がり、来場者が増えてきた。知人が見えたこ…

⚾フルスイングの裏に、努力の跡がある。

なんでそんなに打てるんだよ。と、思わず叫びたくなった。打席に入った瞬間の恐ろしさは、ただ…

⚾️役割は一つだけではない。中継ぎのヒーローが教えてくれたこと。

先発だけがヒーローではないことを、恥ずかしながら私は大学野球で知った。 投手には先発、中…

⚾️自分にしか、自分の道はひらけない。

思い通りの大学野球生活を過ごせた。一体どれほどの選手が、そのように言い切れるだろう。程度…

⚾️痛みも喜びも『自分事』として捉える。

首都大学リーグでの出来事。 桜美林大学のベンチがやけににぎやかだと思い、目をやった。例年になく元気なチームに驚きを覚えた。その主は松江 京 主将(二松學舍大附)だった。 この日、松江主将自身は試合にでていなかった。率先して仲間を鼓舞し、活躍をともに喜んだ。その主将の姿に、他の選手たちも続いた。仲間の活躍を自分のことのように喜べる器量の大きさに、今年のチームは一味違うと、感じずにはいられなかった。 桜美林大学は5年前に秋季リーグ戦で初優勝。続く横浜市長杯でも初優勝を果たし、