リズム(律動) と ビート(拍子)
声楽家の、きむらみか先生に「リズムとは何か」と聞かれたことがある。
間(ま)
と答えたが、あながち間違いではなかったらしく、胸を撫で下ろした..
なぜリズムの話になったかといえば、
セロトニンは、呼吸・咀嚼・歩行のリズム性運動で分泌されるが、そもそも「リズム」とは何なのか?
リズムの意味がわからずにリズム性運動がわかるわけないでしょう、とのことからだった。
一般的に捉えられる「リズム」は「ビート」のことを言っていると、みか先生は続けた。
音が発生するところ。
タンタンタンタンと手を叩くと音が鳴る。
タン のところは「ビート」、「拍子」
タン と タン の間 が、「リズム」「律動」
リズムは予測につながる。
意識的に予測しているわけではなく、おそらく、脳が無意識に予測している。
ビートを刻める、拍子が取れるのは、予測ができるから。
ビートという一点の表現は、リズムがあってこそできて、一点を置く点は予測によって決まる。
生き物はたくさんの情報を感覚として受け取って、脳で解析し、一点の表現として行動で表している。
ということは
一点の表現としての行動が予測に基づいて表されれば、その一点は自ずと決まる。
毎秒それの繰り返しができれば、「リズムよく」表現される。
なんとなく、うまくいかないときはきっと、無意識の中での予測ができていないのだろう。
「リズムがずれている」と次に打つ点の予測はできないから。
無意識に、絶えず、リズム性運動を繰り返している最たるものは何か?といえば
「呼吸」だ。
ここで、みか先生の話に戻ると、
先生は学生だった頃、三木成男先生の講義を受けていたそうで(..羨ましすぎる体験!)
その時、海と呼吸(エラ)とリズムの関係性を学ばれたらしい。
海から上がってきた生物が1Gの重力下でどう生き延びるか...そのために脳も進化していった。
海 - 呼吸 - 延髄
BASEでも、リセットされると呼吸のリズムが整ってくる。(BASE とは)
脳内が調和を取り戻すとリズムが戻り
リズムが戻ると、感覚入力に対する表現(行動)も無理なく成される。
ダンス
音楽
ヴィンヤサを使うヨガや、スポーツすべて
パフォーマンスを上げるためにBASE治療をおすすめするのは、この「リズム」が何より大切だからです。
リズムがあれば、一点は決まる。
一点の修正が必要なのは、リズムがずれてくるからであって、
その原因は脳が抑制(ブレーキ)をかけているからです。
BASE治療について
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