見出し画像

日時によっては3.2倍の売上も? ネットショップで商品が一番売れる日時を調べてみた。

こんにちは、BASEデータストラテジー(Data Strategy)チームです。

 BASEデータストラテジーでは、ネットショップ作成サービス「BASE」において日々増加していく各種データを活用するための開発や研究をチームで担当しています。

 このブログでは、BASEの50万ショップ、ショッピングアプリダウンロード400万件の膨大なデータから発見した面白い情報を発信していきたいと思います。

▲ △ ▲

初回のテーマはこちら:
日時によっては3.2倍の売上も?
ネットショップで商品が一番売れる日時を調べてみた。

▲ △ ▲

 商店街やスーパーマーケットと同じようにECの世界でも人が集まる日時は存在するのでしょうか?

 この混雑している時間帯に合わせてタイムセールを行なっている事があります。たとえば開店後から正午まで朝市、夕方16時から17時まで夕市、夜20時頃から見切り品の販売。いずれの時間帯もお客様が多く来店され、その他の時間帯よりも活況があるようにみえます。

 歴史的には元々地域にある市場とは別に、行商が広場に集まってきて朝市が始まったそうです。古くは石川県輪島市の輪島朝市など、1000年以上前から存在する朝市も存在するようです。
一方、夕市の起源は定かではありませんが、夕食の時間帯にあわせて始まっていったと考えられてます。

 BASEでも同じように商品の流通が活発になる時間帯が存在するのでしょうか?2017年1年分のBASE保有データを元に集計してみました。

結論から先に言うと、売れる時間帯は存在します。

結果はこちらです。(データ抽出条件は後述)

■ 第5位 平日の正午から13時まで(約1.2〜1.4倍)
 お昼休みと重なる時間帯ですね。
 緩やかですが、どのジャンルも満遍なく流通している感じです。

■ 第4位 土曜日の10時から11時まで(約1.6倍)
 週末、特に土曜日は10時から急激に流通量が増えます。
 朝食を取った後の自由時間、といった感じでファッションアイテム以外にハンドメイド商品や食べ物・飲み物も多く流通します。

■ 第3位 月曜日19時から23時まで(約1.9〜2.5倍)
 夜に入ってくると21時頃をピークに流通量が増えてくるのですが、月曜日だけ他の曜日よりも1時間前倒しで増えてきます。

■ 第2位 毎夜・20時から23時まで(約1.6〜3.2倍)
 夕食後になる時間帯から日付が変更になる頃までが1日の中でもっともBASEでの流通量が多くなる時間帯です。
 様々なジャンルの商品が売れています。
 この時間帯にBASEに出店しているショップ様からスマホにPUSH通知が送られるので、その通知を見て購入される方もいるようです。

第1位 金曜日・21時(約3.2倍)
 この時間だけ飛び抜けて流通量が多く、何と平均値の3倍以上となりました。このタイミングで新商品を発売するショップも多数いらっしゃるようです。中でもファッションアイテムの流通が多い時間帯になっています。

▲ △ ▲

 これらの時間帯に向けて、BASEでアクションを取ると良い事があるかも知れませんね!
(日曜日は土曜日と似た傾向ですが、時間帯による影響は少なそうです。)

 商品が購入されるタイミングがわかった所で、どの時間帯にショップに商品が補充されるかも、いずれ紹介したいと思います。

参考資料として、上記で参照していた集計データをまとめた表がこちらです。

表:BASE内における時間帯別流通金額(%)

データ抽出条件:
 BASEにおける購入額を1時間単位で集計し、1時間あたりの平均値を100%とした時の数値

BASEを日本一のサービスに成長させる仲間を募集しています!


 BASEでは、DataStrategyチームのデータ解析/機械学習エンジニアの他、ビジネス、Web、アプリ、SREなど幅広い職種を募集しています。 ご興味を持った方、カジュアルな面談もできますので、一度オフィスに遊びに来てみませんか?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?