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【転職術】人気職種求人の落とし穴

こんにちは!ライフ/キャリアコンサルタントのazuです。
4月も最終週ですね!どんな人も多少は環境に変化がある4月。本当にお疲れ様です!
GWまで、まずは体調に気を付けて乗り越えましょ✨

さて、今日のテーマは『人気職種求人の落とし穴』という、ちょっと不穏なタイトル。。

でも、理解していれば"落とし穴"になることはないので、人気職種に転職を考えている方への参考になればと思います(^^)

人気職種とは?

人気職種とは何か?
例えば、下記のような記事があります。

【男性の人気職種ランキング】

1位:営業職
2位:施工管理職
3位:機電エンジニア
4位:ITエンジニア
5位:クリエイティブ職
6位:公務員

【女性の人気職種ランキング】

1位:事務職
2位:マーケティング職
3位:Webデザイナー
4位:編集者
5位:保育士
6位:販売職

株式会社ジェイック

男女別のランキングにはなってますが、
男女共に人気なのはデザイナーなどのクリエイティブなお仕事。

それから、ITエンジニアやマーケティング、事務職などの室内で座って作業するのがメイン業務となるお仕事。
コロナ禍では、フルリモートとしている会社も多かった職種ですね。

これらは実際、採用担当者が求人を掲載すると、どの媒体に出しても多くの応募がきます。

逆に希望している方からすれば、人気なだけになかなか競争率が激しい職種となりますね。

人気職種求人の落とし穴

会社や採用担当者は、当然それまでに様々な職種を採用した経験があります。

"『事務職』と書けば応募は殺到。
『現場管理』『販売』と書けば応募は半減。"

当然、こうなる事を理解しています。

しかし、実際に必要なのはオフィスの事務職より現場で働いてもらう人数の方が必要な方が多いものです。

本来は、現場でヘルメットをかぶって作業したり、
立ちっぱなしで販売する職種は「事務職」とは言い難いですよね。

しかしそのような業務がメインでも「事務」と書く求人が一部あります。

理由は上記の通り<応募が殺到するから>です。

沢山の方から応募がくれば多くの選択肢がありますし、理想により近い方を採用する事が出来ます。

しかし、1つの求人に1人しか応募が来なければ、<その方を採用するか/しないか>の2択しかありません。
※実際、応募が0人だった求人というのも存在します。

応募数を増やすというのは、採用担当者のミッションなのです。

そのため、応募数を少しでも増やすため、無理矢理「事務職」という職種で求人を掲載することが発生してしまうのが現実です。

想定していた仕事とミスマッチにならないための見抜き方

では、そうならないためにはどうすれば良いか。

それは、求人を見た段階で見抜く必要があります。

ではまず結論から…
【見抜くためのポイント】をお伝えしますね。


【見抜くためのポイント】
1. 勤務場所を確認する
2. その会社の業種を確認する
3. その会社の従業員数を確認する
4. その会社に入った時のイメージをしてみる


1.勤務場所を確認する

まずは、勤務場所の確認ですね。
販売の場合には、その店舗が入っている建物や住所が書いてあるはずです。

もちろん、勤務先がショッピングモールやファッションビル、店舗名などになっていれば販売の可能性が高いですし。

"※全国転勤あり"  や "全国に勤務地あり"  という施工・建設会社などであれば、現場勤務の可能性が高いです。

会社の住所は事務所の住所でも、勤務場所は違う場合が多いので、しっかり確認しましょう。

2.その会社の業種・従業員数を確認する

2・3は同時進行で確認するのをオススメしたいのですが、

業種や事業・サービスが分かればある程度、想定する事が出来ます。

小売業なら販売もあるかも?
人材業なら営業もあるかも?
建設業なら現場勤務もあるかも? など

想定出来れば、そうではない事を『業務内容』などの項目でしっかり確認出来ますね◎

また、従業員数を確認するのは、その会社の人数が少なければ尚のこと、<いずれは現場に回されてしまう可能性>があります。。

もちろん一概には言えないですが、小売業にいた私の前職では一部ありました。

様々な理由で本社で働けなくなった事情を持つ方を店舗(現場)へ異動させる。
これは、決して珍しいことではありません。

将来的にそのような異動があるかどうか は、今回の主旨とは違うテーマになってしまいますが…
まずはその求人にそのような記載がないかを確認しましょう。
(※現場勤務になることもあります。のような表記がある場合もある)

また、他求人と比較する時などは、業種により"将来的にそのような職種に異動する可能性があるかどうか"を考えてみても良いかもしれません。

4.その会社に入った時のイメージをしてみる

これも上記と同じですね。

事務職の求人でも、どのような環境で、どのような"事務作業"があるのか。

例えば、工事現場なら写真を撮ってひたすら書類や社内クラウドに保存するのも事務となるでしょうし。

コピーやファイル整理、備品発注のようなものだけかもしれないし…

事務と言いつつ、営業アシスタントとして"ひたすらテレアポする業務内容"という求人も見たことがあります。

大勢いるオフィスなのか、支店や営業所としての小さな事務所なのか…

そこにはどんな作業が発生しうるのか、イメージしてみましょう。

ネガティブだけではない

この記事のテーマが『人気職種求人の落とし穴』という事で、ネガティブな"落とし穴"のように見える話をしてきましたが……

実は、これらは一概に<ネガティブなだけ>ではないと思います。

もちろん、求人に虚偽の表記があればそれは悪質です。

しかし、先程挙げたように"工事現場の写真を撮って書類や社内クラウドに保存する"お仕事も、
コピーやファイル整理ばかりのお仕事も、

ちゃんとしたお仕事であり、それをやってくれる人が居るだけで助かる人が居ます。

とにかく事務所に居て電話番して欲しい という需要も結構あるのですが、
外で営業や工事関連の業務をしている人からすればすごく助かると思います。

<自分がそこに居る事で助かる人がいる=人の役に立つ>というお仕事なら、やりがいは生まれるかもしれませんよね。

毎日周りの人から"ありがとう"って言われる環境かもしれません。

重要なのは、自分がどんな働き方をしたいか、どんな環境で、どんな業務をしたいか。

それが"マッチング"なので、自分がそこにやりがいを持てるならそれはネガティヴではありませんよね✨

もう1つの回避法

もう1つお伝えしておきたい回避法があります。

実は、世の中には悪質な求人が掲載されないよう、求人掲載にはある程度ルールが決められています。

例えば、
媒体を出版している会社ごとにルールを作っていたり、法律で整備されている事もあります。(就業場所、時間、休日…等、マストの項目や、あまりに実態と離れているのはNGなど)

そのため、大手が運営している媒体や人材紹介会社では、悪質な嘘を記載するような求人はほぼありません。

そこだけピックアップするのであれば、大手が運営する媒体や人材紹介会社はやはり安心できるでしょう。

(もちろん、大手以外でもきちんとしている会社がほとんどです!悪質なのはほんの一部です。)

注意したいのは、indeedのように誰でも自由に求人を記載して世に出せるツール。

採用媒体掲載のルールを知らない企業の担当者が、無料だからとそのようなツールを選び、自由に記事を書いて掲載している場合があり得ます。

indeedのようなプラットフォームには、それを審査したりチェックする機能は無いので、誰も気付かずに掲載されているケースもあります。

もちろん、indeedが悪いのではなく、あくまでプラットフォームだから。
(求人媒体としてではなく、世の中の求人媒体を1つにまとめて表示する機能。
媒体が1つのお店で、プラットフォームがショッピングモールのような役割ですね^ ^)

また、求人を書いた会社(担当者)も知らないだけで悪意が無いケースもあると思います。

なので、転職(就職)を考えている方も知識をつけて!
ミスマッチが起こらないよう気を付けていきましょうね◎

もっと具体的な転職活動方法については以前に記事を書いたので、
初めて転職される方、ご興味ある方は是非読んでみてください(*^^*)

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