朗読用の短編小説・シナリオ・Twitter小説｜ひらばるまなぶ（平原学）

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ショートショート朗読用のマガジンを公開しました。初月無料、商業利用もご相談ください

フリーライターの深川岳志さんが、毎晩clubhouseで開催されている【ショートショートの朗読と雑談と】というお部屋があります。僕もたびたび覗いては、自作を発表させていただいたりするのですが。そんな中、朗読というものを趣味に活動されている方々においては、著作権の関係上、なかなか読める作品が限られてしまっているという現状を知らされました。僕の作品に関しても、「良かったら朗読させてもらえませんか」というありがたい言葉をいただいてまして。このたび、満を持して、朗読用のマガジ

【創作】ターニング・ポイント（2,732字）【投げ銭】

俺は滅多なことじゃあ大金を使わない主義だが、その時ばかりは危うく、硬く締まった財布の紐をハサミでチョキンとばかりに切り落としそうになった。その店で売ってた靴が原因だ。おっ、半額セールやってるじゃねぇか？　そう思って飛び込んじまったのがマズかった。いいのが安値で買えるかと思って期待してたのに、「いいもんはあるかい？」そう言って店のネエちゃんに頼んだところが、こりゃあ出されるもんが全部、高級品ばっか。しかもそいつらときたら、ことごとく「セール対象外」だなんて書いてある。ま

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【ツイッター小説】捨て言葉（139字）【投げ銭】

街灯の下、ダンボールに捨てられた言葉を拾った。持ち帰ると、「家でそんなの飼っちゃダメ」妻に叱られた。悲しいが、僕は妻に従い言葉を元の場所へ戻すことに。「ごめん…」キャンキャン喚（わめ）く言葉に僕は背を向けた。翌朝、例の場所で言葉は死んでいた。「夢」という名の、儚い言葉。 #twnovel (完) 掲載元：（画像出典：Free Images - Pixabay）【作品、全文無料公開。投げ銭スタイルです】 #小説 #ショートショ

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【佐賀弁小説】深淵（3,421字）【投げ銭】

※本編のセリフはすべて佐賀弁で書かれています。読みづらいところや意味のわからない箇所などございましたら、できるだけルビや注釈（※）を付けますので、ぜひコメント等でご指摘ください。「さぁさ、食びゅう食びゅう（※食べよう食べよう）！」母はいつもよりもテンション高めで、まるで歌うように言いながらエプロンをほどき、わざとドカッと音を立ててキッチンチェアーに腰かけた。夕飯は、山のように盛られた肉野菜炒めだ。「オカン、何か嫌なことでもあったと？」「え？　何（なん）が？」

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【ツイッター小説】ラフ・メイカー（139字）【投げ銭】

涙で川を作っていたら、凛々しい男性が私に手を差しのべた。何? 私を慰めてくれるの? 「パンツ見せてくれ」蹴る。私は彼を蹴る、蹴る、蹴る。「サイテーサイテーサイテー」「ほわ!…ちょ、どうだい、涙はもう止んだ?」ハッ、まさかこの人、わざと… 「じゃ、お礼にパンツを」蹴る。 #twnovel （完）掲載元：【作品、全文無料公開。投げ銭スタイルです】 #小説 #ショートショート #投げ銭 #note大学新入生 #フォロー歓迎 #超シ

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【お題・シナリオ】食べ物（3,367字）【投げ銭】

【前回のお話】 ――放課後の教室。生徒A「んー！　このタピオカドリンク最高！　タピオカドリンクってなんでこんなにウマいんやろなぁ!?」生徒B「いやタピオカドリンクて。一昔前のブームやん。今更かよ」生徒A「何で!?　べつにブーム過ぎても味が変わるわけないやろ！　タピオカドリンク好きやから飲んでんねん！　悪いか！」生徒B「ああ、いや、別に悪くはないけど、恥ずかしくないのかなと思って」生徒A「てかオマエが飲んでるその緑色の飲み物は、あれか！　2021年のいま流

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【ツイッター小説】小さき命（138字）【投げ銭】

家の台所で迷子になってたから、助けてあげようと思った。伸びたヒゲみたいなのをひくひく動かして怖がってそうなのを、両手で包んであげて、大丈夫って必死に慰めて。それをママは、手離しなさいって言って。 #twnovel 離した瞬間、スリッパで叩き潰して。「手を洗いなさい」って怒鳴って。（完）掲載元：【作品、全文無料公開。投げ銭スタイルです】 #小説 #ショートショート #童話 #投げ銭 #note大学新入生 #フォロー歓迎 #超ショートストーリ

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【ツイッター小説】おなら（138字）【投げ銭】

お父さんのオナラが止まらない。「ちょっとヤメテ！」窓を開ける私。当の本人は「そのうち浮くかもな、ハハハ」なんて笑ってる。と、その直後、本当に浮き出す。「お、飛べる、飛べる」お父さん、開いた窓からそのまま大空へ。 #twnovel それから一週間。今ごろ月までたどり着いた頃かしら。（完）掲載元：（画像出典：Free Images - Pixabay）【作品、全文無料公開。投げ銭スタイルです】 #小説 #ショートショート

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【ツイッター小説】せっかちな浦島太郎（131字）【投げ銭】

#twnovel 「ご、ごめんね…おとひめ、ぼくもう帰らなきゃ…！」「まぁ。それでは、この玉手箱をあなたに」「えっ、こんなによくしてもらったのに、おみやげまでくれるのっ」「その箱を開けてはなりませんよ」「わー、中身なんだろなんだろ、開けちゃお」「ちょ、話聞けよコラ……！」ボワッ。（完）掲載元：【作品、全文無料公開。投げ銭スタイルです】 #小説 #ショートショート #童話 #投げ銭 #note大学新入生 #フォロー歓迎 #超ショートストー

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【創作】日曜の午後３時頃（1,298字）【投げ銭】

私は毒薬を飲んでしまったので、解毒剤が欲しかった。先ほどから冷蔵庫やタンスやいろんなところを探しているが、一向に出てくる気配はない。おかしいなぁ、確か、まだ捨ててはない筈なんだが。そこへ愛犬ポチがやってきた。「こら、ポチ。勝手に上がりこんできてはだめじゃないか」「ポチじゃねぇ、おいらジョンだ。ジョンって名前に変わったんだよ。ポチなんてダッセー名前、とうに捨てちまった」ほぉ、主人に向かってタメ口をきいている。しかも自分のことをジョンだと。「おいお前、

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【創作】文章を批判されたらこう返せ（131字）【投げ銭】

「あなた、なぜ人の書いた小説にケチつけてばかりいるの」「文才が無いからね。登場人物に個性が無い、物語が面白くない、そもそも書いた理由がわからない」「なら聞くけど、あなた自身に個性はある？面白い人生？生まれてきた理由は？」「」「説明できないあなたに文才はあるの？」 #twnovel （完）掲載元：（画像出典：Free Images - Pixabay）【作品、全文無料公開。投げ銭スタイルです】 #小説 #短編小説 #ショートショー

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【お題・シナリオ】アシスタント（3,050字）【投げ銭】

【前回のお話】 ――放課後の教室。生徒A「アシスタントになりてぇやつはいるかーっ！！（クソデカボイス）」生徒B「うわびっくりした。いつ聞いても声デカすぎやな。どっから声出してんねん」生徒A「え、口からですけど」生徒B「ふつうの答え返ってきた。てかそれよりアシスタントって、何のアシスタントだよ」生徒A「漫画のアシスタントに決まっとるやろがボケェーーーイ！　って、さっきから当たり前のことしか訊かんよなオマエ」生徒B「いや、え？　漫画のアシスタントかどうか

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【創作】#君・僕・死で文を作ると好みがわかる（112字）【投げ銭】

午後3時、四角い小さなチョコレート3個と、火傷するほどアツアツのコーヒーを一緒にいただくのが日課だった君。僕が死に、コーヒーだけになってしまった。「人生は甘くない」とか言って。でも今日は砂糖入り。新しい人でも、できたのかい。 #twnovel #君・僕・死で文を作ると好みがわかる（完）掲載元：【作品、全文無料公開。投げ銭スタイルです】

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【創作】昔話へのクレーマー（133字）【投げ銭】

お婆さんが川で洗濯をしていると、川上からどんぶらこと大きな桃が流れてきました。「おいナレーション」はい何でしょうか読者さま。「"大きな"とは曖昧だな」そうですか？「具体的に説明しろ」はい、では具体的に言いますと、中に赤ん坊が入るくらいのサイズです。「ネタバレやめろ」（完）掲載元：【作品、全文無料公開。投げ銭スタイルです】

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