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VLOOKUPよりも便利⁉︎クエリのマージで効率化しよう

はじめに

ご覧いただきありがとうございます。
Excel、パワークエリについて、使ったことのない人に便利さを伝えたい。そんな思いで記事を書いている「ばる」と申します。
今回は使っている方も多いであろう「VLOOKUP」、その代替となる(正確に言えば違うのですが)機能クエリのマージについてご紹介します。

  • 使いたい列数が多い

  • 定期的に更新が必要

  • 列を加えた後に計算や他の作業を行いたい

上記に当てはまる作業をVLOOKUPでやっている方は是非一度クエリをお試しください。きっと効率化につながるはずです。

また、パワークエリってそもそもなに?という方は簡単に紹介した記事がありますのでそちらもご覧くださいませ。

マージを使ってみよう

それでは実際にどのような手順でクエリのマージを
行うのか説明します。
下記2つのステップで簡単にできますよ。
文字で説明しているので長く難しく感じるかもしれませんが、実際に手を動かしながら見てもらうと、ほぼ説明を見なくても出来る程度に簡単な作業です。


1.データを読み込む
 まずはExcelを開き合わせる2つのデータを読み込みます。
 「データ」タブから「新しいクエリ」→「ファイルから」→「ブックから」と選びます。そこで目的のファイルを1つ選んでシートを選択します。するとPower queryエディターという新しいウィンドウが開きます。
 必要なシートが同じファイルに入っているのなら複数選択してこれで終了。
 別のExcelの場合はPower queryエディターの「ホーム」タブから新しいデータソースを選び同様の手順で必要なシートを読み込みます。
 これでデータの取得はおしまいです。

2.クエリのマージを行う
 さて本題のマージ作業です。VLOOKUPの代わりという想定ですので、重複する項目があると思います。(スペースの半角全角などのデータを合わせる作業もクエリ上で行うと次回から自動化出来て便利ですのでそれはまた別の機会にご紹介します)
 元にしたいシートの「ホーム」タブから「クエリのマージ」を選択します。
 すると「マージ」ウィンドウが表示されます。まずは合わせたい列をクリックし、下段のプルダウンからもう一つのシートを選択します。下段でも合わせたい列をクリックし「OK」ボタンを押しましょう。(結合の種類も色々あり両側を合わせられる完全外部など便利なのですがそれもまたの機会に。)

3.マージしたデータを展開する
 右端に新しい列が出来ています。ヘッダーの右側のボタンを押して展開したい列にチェックをいれます。この時「元の列名を…」のチェックボックスは外しておきましょう。


以上でVLOOKUP的なマージは終了です。
列の移動や計算などを行ってホームタブの「閉じて読み込む」をクリックしましょう。
自動的にシートが出来上がります。
元のデータソースの更新があった際にはクエリタブから更新ボタンをワンクリックで、成形後のデータが更新されますので楽ですよ!また、データソースを別のものにしたい際なども列名などの形式が同じでしたらデータソースの変更で同じ作業が自動的に行われますので便利です。

最後に

長々と説明してしまいましたが、パソコンをいじり慣れてる人ならば「クエリ」、「マージ」といった聞きなれない単語以外はなんとなく操作出来るのではないでしょうか?
個人的にはこの直感的に色々と出来るところがパワークエリ1番のメリットではないかと感じています。
ですので、今後も細かい操作説明ではなく「どんなことが出来るのか」「何を使えば望みの作業が出来るのか」といった部分を紹介していければと考えております。
以上クエリのマージについてご紹介でした。
またよろしくお願いいたします!

(追記)マージを応用した色々な作業の手順を紹介しました。下記よりぜひご覧下さいませ!

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