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本棚の中身。
私は文章を書くのが遅い。
ネットにも詳しくないのできっと非効率、時間のかかる方法をとっていて、たまに詳しい人と話していると呆れられる。
そして不思議と、何か書きたいことがあるときに限って全然違う話が思い浮かぶので、また歩みがここで止まる。
今回も例に漏れず、書きたかったことと違う話が先に仕上がった。
自分の本棚の話です。
私は本が好きなのだが(しかも紙。重いしここもアナログ)流行りの本、ミステリー、小説はほとんど読まず、エッセイか哲学書ばかり読む。
そして自分の本棚は、決して人に見せたくない。
中の見えない扉付きの棚に本を入れているし、外で読むときも必ずカバーをする。
これ共感してくれる人いますかね…!
恥ずかしくないですか、自分のコアな部分を知られるようで…!笑
ただ趣味の悪いことに、人の本棚を見るのはとても好き。笑
おもしろいと思ったのどれ?と絶対に聞いてしまう。
本のセンスでもはや好きになってしまう。
10代のころから何度も何度も読んでいるのは山本文緒さんのエッセイ。
20歳以上年上の方だけど、ずっと友達のような感覚がある。めちゃくちゃ自然体な文章を書く人。飾らない女性でカッコイイ。
しかしこの方の小説は、不倫やディープな話が多く読むのが怖いので一切手をつけていない。
作家として好きなわけではないのかもな。
モヤモヤしたときに読む、話し相手の感覚。
最近この話し相手感覚で読み始めたのは、
益田ミリさん。
漫画で読みやすい。癒される。
海外の空港で「ボーディングパス」が聞き取れず、空港の職員にバカにされた話がある。
"この悔しさをバネに英語を勉強しようとは思わない。言葉は、本当に学びたいという、湧き上がる前向きな気持ちで習得するものでしょう"という話に、えらく納得した。
悩んだときに読むのは小池龍之介さん。
私は論語やブッダの言葉が好きなのだけど、お坊さんである小池さんがブッダの教えをわかりやすく書いてくれていて、人を恨みそうになったときによく読む。
きまって夜が多い。
ビジネス哲学的な本を読みたいときは、
松浦弥太郎さん。
モチベーションが高いときに読むと、必ず刺さる文章がある。
なかなか松浦さんのような行動ができていないことが多く、同時に自分を振り返って反省してしまうので、疲れたときは読まないようにしている。
恋愛に悩んだときは、アルテイシアさん。
関西の方で、めちゃくちゃ、おもろい!!!
でもおもろいだけでなくて、泣いてしまうのよ。
実は私自身、思い出すのもしんどくて人には言ってないような、ドラマばりの恋愛経験をしたことがある。
その同じような悩みを「恋愛格闘家」という本で赤裸々に語っておられたのだけど、声出して笑ったり泣いたり忙しかった。
旦那さんは「59番」さんという囚人のようなあだ名の方で、またこの方が素敵素敵。
彼のように本当の意味で強く優しい男性と、一生生きていけたら幸せだろうな。
あと、男性にもめちゃおすすめな恋愛本は、桐谷ヨウさん(通称ファーさん。男性)。
お互い依存せず、でも相手がいることで出来ることを愛でる。ほんまそれ。
両性の目線で物事を考えられる、賢くてナイスなメンズ。
イケダハヤトさんの「まだ東京で消耗してるの?」や、四角大輔さんの「人生やらなくていいリスト」など、移住や場所にとらわれない働き方を実践されている方の本も好き。
なんていうか、憧れは憧れなんやけど、遠い話じゃなくてきっと自分にもできるな、と思えるリアルさがあるというか…
何故この方々が支持されているのかには、理由があると思った。
冊数で一番持ってるのは、多分はあちゅうさん。
はあちゅうサロンを退会したので最近は読んでないけど、何年か前に出たエッセイ「真夜中にシュークリーム」が好き。
(彼氏とラブラブの話が多いので、彼氏がいないときに読むと精神的にザワつく。笑)
スポンテニアス、の話が特に興味深かった。
こうやって並べるとジャンルばらばら!
そしてネットで知って著書を読んだパターンが多いですね。
オンラインサロン流行ってるけどその人自体が好きで入ってない人も多いし、どのくらい著書って読まれてるのかな…と気になった。
大人になってからの方が、圧倒的に本の楽しみがわかってきた。
人に読んでいる本を紹介することは恥ずかしいと思っていたけれど、
今はその作家が好きで繋がることも、
好きなものが同じだった時の感動の味も知ったので、いいと思った本は書き残すようにしてみようという気になってきたこの頃です。
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