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「障がいがあるからこそできる事がある」「貴方だからできる事がある」

私は16歳で交通事故により脊髄損傷になりました。

良くも悪くもそれまでに見ていた視点が180度変わりました。それから11年が経ち、健常者として16年+障がい者になってから11年です。

車いすで病院の外をうろうろと出来るようになってから1番初めに気づいた事は、坂道でもなく段差もないような歩道でも気持ち傾斜がある事です。(雨水が側溝に流すため?)なので手で車いすを漕ぐと傾斜の下側の車輪は力を強めに漕がないと真っすぐ進まないのです。

そして普段自転車で気にせずに通っていた所でも、車椅子の前輪は少し小さめに出来ているので、マンホールにすら通行を妨げられる時があります。

本当に障がいになりたての時は腕も少し麻痺と痛みがあったので、三輪車の事もに追い抜かれた事を思い出します(笑)

いやーあれは情けなくなりました"(-""-)"

このように車椅子だから気付けた事、あなただから気付ける事があると思うんですね。

そんな事を活かしてお仕事が出来ればメチャクチャいいと僕は思います。

例えば僕はWEBデザインや広告を制作する事があるのですが、その時は何人かが独自で制作してコンペ形式で選考されるやつで福祉関係のWEBページだったのですが、そこのヘッダー部分の動画を車椅子のフット部分にカメラを巻き付けて、ひたすら街を動き回って段差でつっかえたりつまずく部分だけを編集し起用しました。

やはりそれはだれでも気付ける事ではなかったので凄く良い評価を頂いた記憶があります。これも車椅子だからこそ出た発想だと思います。

またある時は福祉車両の営業をしていまして、福祉展示会と言うものによく出展しておりました。僕自身も手動運転装置と言うもので、(車を足を使わなくても運転できるもの)車を運転しているのですが、同じようなお客様からは僕自身が実践してご紹介させてもらったり、運転だけでなく車への乗り降りや、車椅子の積み下ろしのコツなどもしっかりとアドバイスさせて頂きながらご提案しておりました。これも障がいを強みに変え仕事をしていると言えるでしょう。

このように「貴方だからできる事は必ずある」と僕は思っています。

まずは違いを個性と捉え強みにすれば、生きていくうえでまた世界が変わると思います。


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バリロク 高尾

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