リバーブテクニック(前に紹介したスパっと切るやつの応用)

こんばんは、バロンです。
以前にリバーブやディレイなどの音をスパっと切ってメリハリを付ける方法を解説しました。
今回はその応用で、強烈な残響音を必要な時だけ鳴らしてある意味効果音のように使うやり方を解説します。
今回はあまり細かく解説せずに、やり方だけを淡々と書く感じになります。

①強烈な激しい設定のリバーブやディレイをセンドを使ってボーカルにかけます。
②センド先のリバーブやディレイだけが出力されるトラックのボリュームのオートメーションを‐∞にして音が鳴らないようにします。
③効果をかけたいところだけ右上がりの坂のようなオートメーションを書いて、目的の箇所で上がりきったところで一気に‐∞になるように設定します。

以上です。

①についてです。
強烈な激しい設定というのは例えば、リバーブのディケイタイムを10秒にして、センドレベルを0dB にするくらいの感じです。
これを普通にかけようものなら収拾がつかなくなり、リバーブに占拠されるようなレベルです。
ディレイの場合だとフィートバックをマックスにするなど…!
ただし、ローカットは少しきつめにしたほうがスッキリ仕上がります。

②についてです。
①で説明したように、この設定の空間系をいわゆる空間系として使おうものならとんでもないことになるので基本的にはミュート状態にしましょう。

③についてです。
このようにすることで一気に「現れる」ようなオートメーションを書くことで一瞬激しいリバーブが聞こえ、その直後に完全に消えるということが起きます。

以上です。ぜひ実際やってみてください!
遠くから音が迫ってくるような、激しいダイナミックな効果が得られます。
そのあとの突然の静寂とのメリハリもグッドです。ぜひ使ってみてください!

参考までにこちらの作品のイントロ、「喉を過ぎさる」の部分で同じことをしています。
加えてハイパスフィルターで耳が遠くなるような効果も出してますね!


https://www.youtube.com/watch?v=y5oMGon8O5A

以上です、少し変わった飛び道具的な効果、楽しいですよね。

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