コネ入社はトラブルメイカー
みのもんたの凋落は、息子が万引きで捕まったのがきっかけだったかと思う。世間では、子供と親の責任はわけて考えるべきだという声もあったが、経験則からしても、いわゆる有名人の息子・娘はロクな奴がいないので、やはり親の存在というのはなんだかんだデカいのであろう。とにかくコネ入社で入ってくる奴はトラブルをおかしがちである。それもやれ暴力を振るったとか、違法薬物を使ったとか、その手の取返しのつかないものが多い。実際に私の身近な例では、反社に名義貸しをしたバカや、某国会議員からなんの疑問もなく政治資金で接待を受けたアホも、いずれもコネ入社だった。ちなみに、いずれも内規に引っかかり、軽い処分は受けたものの、まともな上場企業がするであろう、懲戒解雇には至っていない。一体、何が彼ら彼女らをそうさせるのか1ミリも理解できないし、するつもりもないが、とにかくコネ入社の約半数は、そういうことを平気でするような連中だ。それでもコネ入社が途絶えることのないのは、ひとえにTV局がイノベーションとは真逆を行く存在だからだ。本来、最新技術を常に取り入れていかねばならないのに、である。「ウチの父は〇〇の社長で・・・」新人からその手の自己紹介を受ける度に「ああ、またか・・・」と心底うんざりする。本当にこの会社は変わる気が全くないんだなと。ゆっくりとぬるま湯の中で、茹でガエルになるのを甘んじて受け入れているのだなと。私は本当にバカな学生だったから、まだTV局にはプレミアムがあるものだと錯覚していたが、そんなものは20年以上も前に消え失せていたのだと、入社して何年も経ってからようやく気付くことができた。有望そうな学生には常々、言っているが、TVの裏方なんてやめておけというのは本心からそう言っている。基本的によっぽど運が良くないと、自分が作りたいものを作る前に、上に使い捨てにされて終わるからだ。それでも挑みたいという人は止めないがそうした現実が確かにあることを推して知るべしだと思う。それがテレビのまぎれもないリアルだからだ。
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