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テレ朝報道局はモラル違反の常習犯

先ほど小田急線の車内で、男が乗客を刃物で刺したという大変、痛ましい速報が入ってきたが、そこで、ツイッターで以下のような投稿が注目を集めていた。

テレビ朝日の中継車が、緊急車両が道を譲れと言っているにも関わらず、どかないで居座っていたという内容だ。早速、ツイッター上では非難の嵐だが、私の経験上、テレビ朝日の報道局というのは、実に不遜で、報道の名のもとに、こうしたモラルに反した行為を平気で行う蓋然性が極めて高い集団である。取材対象に許可をとらずにカメラをまわしたり、私有地で撮影をするのは当たり前、また、取材対象のコンセンサスを得ずに、当初の趣旨と全く違うストーリーに当て込んで編集することも、しばしばである。何故、このような事がテレ朝で多いかというと、報道ステーションの数字が高いがゆえに、報道局が、他部署からの批判に真摯に耳を傾けてこなかったからであろう。テレ朝の記者連中の傲慢さというのは、NHKの政治部と同等かそれ以上に酷いものがある。その傲慢さが、コンプライアンスやリスクヘッジの大切さが叫ばれるこの時代、いまだに変革の兆しが見えない主因だろう。また、報道局はテレ朝ではいまだに出世コースとして知られている。それも問題に拍車をかけているように思う。社内のエリートで、出世コースに乗っているという錯覚ゆえに、外部の批判など、どこ吹く風ということだろう。はっきり言って、”旧来的”なジャーナリズムの多くは”人権侵害”と紙一重である。だからこそ、現場のプレイヤーは時代に即した、”アップデート”された対応を取る必要があると思う。それにも関わらず、ケガをされた被害者の動線を塞いでしまったテレビ朝日の中継車は、時代の遺物であり、愚の骨頂とも言える。きわめて当たり前の話だが、報道には”加害性”が付き物である。とりわけこうして犯罪報道には細心の注意が必要である。だが今、この当たり前すらも、忘れられてきているように思う。悲しいけどそれがテレビのリアルなのであろう。






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