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読みましたー奇跡の経済教室【戦略編】ー

図書館の返却期限が迫っていたこちらの本。

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ちょっと斜め読みになってしまったけど、返却期限前に読み終えることができました。皆さんの応援(?)のおかげです。ありがとうございました!


で、皆さん、ルサンチマンとか、レント・シーキングって言葉、ご存知? 
カタカナで書かれると難しく感じるけど(私だけ?)、この本を読んだら、なるほどなと感じると思います。ぼんやりとしか理解していなかった様々なことがらが、綺麗に整理されていくような感じのする本でした。

いまの日本は20年以上続くデフレで、給料は上がらない(むしろ下がる)、雇用環境も不安定化(非正規が増えてる)、未来に不安しか感じません。自分の子どもが大人になったとき、果たして幸せに生活できるのか?

住みよい社会を求める思いはみんな一緒だろうに、どうしてよくなる方向に向かないんだろう。その答えになるキーワードが「レント・シーキング」でした。いまのデフレが続いたほうが得をする人たちがいるってこと。そして、そういう人たちが、そうでない人々の「ルサンチマン」をうまく操って、自分たちに都合のいいように政治を動かしているってこと。

「新自由主義」なるものが、どれだけ深く日本を蝕んでいるのかを改めて突きつけられ、絶望的な気持ちになる本でもありました。でも、【戦略編】と銘打つだけあって、こうすればいいという目標地点、も示されているように感じました。そこに到達するためには、まず真実を広めること。そして、選挙に行くこと。

ほんと、全国民がこれを読んで理解したならば、歴史が変わりそう。つか、いま変えなきゃ本当に日本はヤバイって思うんですよ。皆さん、是非読んでみて! 目次読んだだけで”積読”したくなる気持ち、私よくわかるけど、是非がんばって読んでみて! 図書館で借りようとすると半年ぐらい予約待ちになるかもしれないんで、できれば買って!(←お前が買えってやつ)

ということで、半年も待てない貴方のために、本の中で特に私の心に残ったフレーズを書きだしておきます。

そもそも財政政策の目的は「財政の健全化」ではなく「経済の健全化」でなくてはならない。
「日本人であること」が究極の「既得権益」
国債は将来世代へのツケではなく「未来への贈り物」
かたや「保守的新自由主義」
こなた「進歩的新自由主義」
右を向いても新自由主義
左を向いても新自由主義
日本には、デフレで苦しむ低所得者や労働者を助けるために、「アメ型」成長戦略を掲げてくれる有力な政党が存在しません。選びたくても、選択肢がないのです。これでは、選挙をやろうが、政権交代を実現しようが、虚しいばかりでしょう。これが、平成の政治だったのです。


私はれいわ新選組がその選択肢になればいいと思っています。



れいわ推しが強くて不快に思われた方、すみません。
時々こんな調子になりますけど、またお会いできたら嬉しいです。

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