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やっぱり町の魅力は人だった話。

昨日は地元の友達を実家に呼んで19時くらいから26時くらいまで飲みまくってベロベロになりつつもアツく語り合いました。良い時間だったなぁ。

そして今朝、激しい頭痛とダルさを感じつつPCを開くと
そこには書きかけの「ばり日記」が。

思いだけで綴られた暑苦しくて青臭くて恥ずかしい文章がそこには広がっていました。(絶対公開はしない)

そんなわけで今日はあらためて昨日のことを書こうと思います。

滝上町の林業を見学してきた

Outwoodsの足立さんの紹介で、滝上町の「グリーン滝上」という林業や町内の公園や施設管理などの事業を行っている第三セクターへ伺い、林業の現場を見学させていただきました。

まずは役場へ行って林政課の課長さんや林業組合の方などにお話を聞き
そのあと実際に林業を行っている山の現場へ連れて行ってもらいました。

山に向かって進む道中2つの施錠されたゲートを通り、さらに山の奥へと進むと、同じ長さに切りそろえられた丸太が、サイズや樹種などごとに仕分けされた状態で道路脇に積み上げられているのが見えてきました。

そこでは2人の男性が作業をしていて、林業の仕事(森の見方や調査の仕方、様々な機械や重機の使い方)を覚えるのにはすごく時間がかかるということを教えていただきました。
すべての仕事を完璧に覚えようとすると10年くらいはかかるそうです。(うん。でしょうね。)

次はハーベスタと呼ばれる林業用の重機を使って、伐倒した木の枝払いや玉切りをしている現場へ行きました。
そこでは1人で重機を操り作業している方がいました。

「1つ1つの現場がそんなに大きくないから、1現場にたくさんの作業員を入れるよりも基本的には1現場1人で複数の現場を同時進行で進めないといけないんだ。安全面のこと言われるとね・・・って感じなんだけど」

なるほどな。利益最大化のために効率化を図る。
当然といえば当然か。
でもいくら町から近い里山の現場だと言っても森の中で1人で作業していてもし事故が起きたりケガをした場合のことを考えると不安だな。

林業と観光、そして最強の酪農

農業(酪農)と観光、そして林業がこの町の基幹産業であり、広い牧場や芝桜公園、町の中には複数の製材工場や木材の加工場があります。

その中でも酪農が群を抜いて一大産業らしく、経済規模でいうと林業の倍くらいあるらしい。
牛乳は買取価格が保障されているから牧場はどんどん規模を拡大してめちゃくちゃに稼いでいるのだそうだ。
作ったら作った分だけ全部売れるからどんどん儲かるわけだ。すごいな酪農家さん。でも牛飼ってると1年中休みないんだって。超大変じゃん。

漂う「終わってる町」感

そんなわけで、今回滝上町を訪れて全体的に感じたことは
どこの田舎町にもあるノスタルジックな雰囲気と豊かな自然環境はこの町にもちゃんとあったけど、「良い風が吹いている町」に漂っているような「変わろうとする意志と勇気」みたいなものは全く感じられず、かわりに「波風立てず、余計なことはせず、今あるほどほどの幸せをできるだけ長く保っていこうぜ」みたいな「終わってる町」感が漂ってました。(あくまでも個人的見解)

と、すごく失礼なことを書きましたが、もちろん良いところもたくさんあるし、僕が出会わなかっただけでおもしろい取り組みをしている人や、この町をよくしようと必死に働いている人たちは絶対にいると思います。
今回だってわざわざ役場の方が車で現場や町の中を案内してくれたわけですからね。めっちゃいい町じゃん滝上町。

そして僕はこの町の「月のチーズ」が大好きで今回もちゃんとお土産に買ってきました。

こんな素敵な製品を生み出せる町なんですよ。全然終わってないじゃんね。

「結局は人」説

こないだも書いたけど、町の魅力は「人」で、どの産業がどれだけ稼いでいるかとかはあまり重要ではないです。
自分の町の魅力を伝えたいのであれば自分の町に住む魅力的な「人」を紹介するのが一番効果的。
だから逆に言えば魅力的な面白い人に出会えないと本来どんなに良い町でも良く思われない(魅力が伝わらない)ということです。

それをちゃんとわかっていて、地域に変化をもたらすようなアクションを起こせるキーパーソンが1人でもいればその町は少しずつでも良い方向へ向かっていくはず。そしてその人のつながりをうまく作り出すのが大事。
「そういうことに興味あるなら〇〇さんにあった方が良い」とか
「〇〇さんなら何か知ってるかも」とか
人と人をつなぐことで、魅力を伝えて、その積み重ねで魅力を蓄積する。

今回は林業に関することだけじゃなくて色々と勉強になったし良い経験ができました。
案内していただいた滝上町役場の方、本当にありがとうございました。

滝上町の魅力、もっと見つけ出して発信されるといいのにな。
絶対おもしろい人がいるはずなんだよな。

そういえば、滝上の「陽殖園」に行きたかったのに忘れてて帰り道めちゃめちゃ落ち込みました。高橋さんにお会いしたかった・・・
絶対また滝上行こう。

帰り道といえば紋別もウロウロしてみましたが、やっぱりなんかおもしろそうな雰囲気ありました。
結局以前にも行ったことのあるお店に入ってしまったけど、また今度ゆっくり紋別の街も散策したいな。

帰りによったお店はオホーツク海が一望できるおしゃれなカフェです。

みなさんも紋別へお越しの際はぜひ。

コーヒー1杯分くらいのサポートを頂ければ 夜寝る前と朝起きたときに感謝の祈りを捧げます。