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【EFC】あの頃の気持ちと今の気持ち。

2014年の9月から友達と一緒に【Earth Friends Camp】という名前で外遊びイベントの企画・運営をやっています。
Web : http://earth-friends-camp.wixsite.com/home
Facebook : https://www.facebook.com/efchokkaido/
Instagram : https://www.instagram.com/earth_friends_camp/

まだ雪の残る初春の森へメープルシロップを採りにいく「The Sugaring Time」や、ライフジャケットを着てただ川に浮かんで遊ぶ「Puka Puka River」など、特別なスキルや道具をできるだけ使わない遊びを企画して、年齢も国籍も性別も関係なく自然の中で楽しく過ごしたいという人たちを集めて一緒に遊んできました。

どうして僕たちがEarth Friends Campを始めたのか。
あの頃の気持ちと今の気持ち。
嬉しいこと、楽しいこと、良いこと、悪いこと、辛いこと、悲しいこと、いろんなことがあったこの3年間。
4年目に入った今、改めて振り返り、これからのことを考えてみようと思います。

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はじめはただ「友達とキャンプに行こう」というだけのことでした。
「でもどうせキャンプに行くならみんなが羨ましくなるような無駄にかっこいいキャンプしたくない?」
という話になり、架空の音楽フェスをでっち上げ、公式サイトを作ってタイムテーブルや出演アーティストの発表したり、Facebookページも作って情報発信もしていきました。(その架空のフェスの名前が「Earth Friends Camp」で、現在までその名前で活動を続けています。)
しかし、実際にキャンプに行ったのは僕を含む企画者の3人だけでした。

3人で買い出しへ行き、3人でキャンプ場へ行き、3人で設営をして、3人で装飾もして、3人でご飯作り、3人で酒を飲み、3人で歌い、3人で踊り、3人で焚き火を囲み、3人で語り合い、とにかく3人で過ごしました。

自然の中で、こんなに純粋に、こんなに普通に、ただ楽しく過ごした。
この日3人で過ごした時間が、今も僕の宝物です。

「外遊び」と聞くと多くの人が
「レジャー」だったり
「スポーツ」だったり
「登山」だったり
「自然体験」だったり
「非日常を楽しむもの」として考えると思います。

でも僕らがこの日経験したのは
日々の暮らしと地続きの、普通の楽しさや普通の体験としての外遊びでした。
僕はそれがすごく嬉しくて、こんな素晴らしい時間を一緒に過ごせる仲間がいて自分はなんて幸せなんだと思うほどでした。

きっとこれから大人になっていくにつれて、こういう経験はなかなかできなくなっていくんだなと思うとそれがすごく嫌で、ずっとこうして自然の中で仲間と楽しく遊んで生きていきたいし、そういう仲間をもっともっと増やしていきたいと思い、このEarth Friends Campを続けていくことにしました。

Being outdoor makes our lives better .
一緒にEarth Friends Campをはじめた友達が考えてくれたこのコピーを僕はとても気に入っています。
特別なことではなく、日々の暮らしの中に、あたりまえにそこにある自然。
その自然の中で過ごすことが僕らの暮らしを豊かにしてくれている。
本気でそう思って活動をしてきました。

回を重ねるごとに参加してくれる仲間が増えてきて、共感してくれる人が増えてきて、イベントを企画することがどんどん楽しくなっていきました。
次はどんなことをしよう。次はどこへ行こう。
そんなことを考えて毎日わくわくしていました。

少しずつ周りの人に知られるようになってきて、参加してくれる人も増えてきて、一緒に企画・運営する頼もしい仲間も新たに加わり、イベントの開催頻度も高くなっていきました。

ふと気がつくと、イベントを企画することや人を集めること、多くの人たちに自分たちのことを知ってもらうことにばかりに気が向いていて、それが「義務」のような感じになっていきました。
なんとなく「俺らがやりたかったことってこういうことだっけ?」という少しの違和感を覚え始めました。
そんな、少しの違和感を抱えた状態で、ある日突然、音楽イベントでの野外ステージ制作を依頼され、その違和感に蓋をするように舞い上がり、その成功をひとつの目標として再び力を合わせて活動を始めました。

イベントに参加してくれたことのある仲間たちにも協力してもらい、無事に素敵な野外ステージを作り上げることができて、関係者からも好評をいただきました。
しかし、僕らの中にあったあの違和感はステージ制作という目標が消えるのと同時にもくもくと膨らみ、これ以上を一緒に活動を続けるのは難しいかもしれないというところまできてしまいました。

どうにかこの状況を変えたいと思うけど、何もできず悔しくて泣いたし、白髪が生えるくらい本気で悩みました。
一緒に遊んで、たくさん話して、バカみたに笑って、せっかくこんなに楽しくて信頼できて頼りになる仲間ができたのに、この活動を続けていくことで仲が悪くなったり、辛い思いをするくらいなら、もうこんな活動やめた方がいいとと思ったりもしました。
(そのころ書いたnoteがコチラ「大切なものを守るためにはやめることも必要なのかもしれないという話。」

でも、結局活動を続けました。
本当に大切な仲間だと思ったからです。
ちゃんと思いをぶつけ合える仲間だと思ったからです。
ずっとこれからも一緒に遊び続けたい仲間だと思ったからです。

正直、まだ完全に元どおりってわけではないと思います。
なんとなくまだメンバー同士お互いに気を使いあってるようなところもあります。
でも、大丈夫。
これからまた、あの日のようにたくさん遊んで、たくさん笑って、たくさん話していけば、きっとあの頃よりもっと楽しくてもっと強い思いで繋がった仲間になれるから。

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ずっと、どっかのタイミングで書いておこうと思ってたことを今日書きました。
めっちゃ青臭いし赤裸々過ぎて恥ずかしい内容だけど、そういう思いを文章にして残しておくことで、あとから見返して初心帰ることができるし、こういう思いの部分てけっこう忘れがちだから、恥ずかしくてもあえて書き残しておこうと思いました。

こういう振り返り系の記事は半年に一回か年に一回くらいの頻度で書いていきたいな。




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