保育園実習の思い出
本日のnoteです。
2日連続、「募集中のテーマ」から書いてみます。
テーマあるのはちょっとおもしろい&書きやすいかもしれない!
今日は「子どもに教えられたこと」。
子どもから学ぶことがたくさんあるとはたくさん聞きますが、私自身は自分の子どもがいるわけでなく、友人のちびっこにたまに会う以外は基本10代以下の人との接点は少ないもの。
そんななかで私が「これは子どもに教えられたなぁ」と思うのは高校生のころのエピソード。
うちの高校は(他の高校もかな?)家庭科の一環で保育園実習ができるようになってまして、2回ほどいきました。
ちなみに0〜24歳児までの私は基本的に人見知り属性。
中学校時代を鋼の錬金術師とともに過ごし、
高校時代をロードオブザリングとともに過ごし、
ちょっとした中二病もちゃんと発症しながら、
みんなに好かれるリーダー格でもなく、
浮いているスクールカーストの下位でもなく(中の下か下の上?低い方だったかなとは思いますが)
漫画とかでよくあるモブ寄りの人生を歩んでいました。
そしてそんな私は子どもがちょっと好きでした。
それなりに可愛いなと思うし(ギャン泣きしまくってる子まで無条件に可愛いと思えるレベルではありませんが)
何よりこっちの表情を気にしないのがいい。
同年代や大人だと表情作らないととか、話題をなにか作らないと、とか色々考えないといけませんが、ちびっこはそんなに気にしなくても、向こうも気にしてない。
なわけで、人見知りしてようがしてまいが意に介さないちびっこ相手には、私も楽でいられたのです。
現に1回目の実習ではめちゃめちゃ笑顔の同級生より、真顔で黙々と一緒に遊んだ私の方がなつかれたりしていました。
それで2回めの実習のとき、ましろくんという男の子と仲良くなりまして。
たしか3歳とか4歳だったかなと思うのですが、
「これ読んで〜」と本を持ってきたんですね。
おう、と言って受け取ったらなんと【恐竜図鑑】。
いやこれ読み聞かせになるか〜〜〜〜〜いって思ったんですが相手を否定しちゃいかんなと思いまして
(そういえば19歳のバイト時代も、客ならちびっこでもタメ口ではなく敬語を使うべきとか、謎に丁重な対応をしていた)
ひとまず列記されてる恐竜名を読み上げていきました。
ましろくんは嬉々として聞いてたわけですが、
私はその様子を見てふと「どれが一番好き?」と聞いたのです。
そうしたらましろくんが、
「◎◎サウルスと、◎◎サウルスと、◎◎サウルス!!!」
と。
いや一番って言ったや〜〜〜〜〜ん!って思ったんですが、
そのとき同時に「あれ?でも3つ好きでもいいなぁ」とも気づきました。
なんで1つにしぼんないといけない発想だったんだろ自分??ってその瞬間、なんとなく思ったのです。
その後21歳で働き始めた私は、
「収入とやりがいは、どっちかしか取れない」
「出世や活躍と、プライベートの時間はどちらが大事か」
「東京にいるのか、広島に戻るのか」
「家族を取るか、未来を取るか」
など、常に何か選んだらその陰でもう1つは取れないと思っていました。
多分、クレヨンしんちゃんのひろしが「家族を守るために企業戦士してる」って表現で上司に怒られてたりとか、
プラダを着た悪魔でアン・ハサウェイがこれまた仕事できる人に
「プライベートが崩壊したら教えてくれ。出世が近いぞ」と言われているシーンを見たり、
両親が仕事を楽しそうにしてなかったのが、でかい。
でも収入とやりがいなんて、両方大事や〜〜〜〜〜ん!
働き方や日本に必要なことや、ビジョンの話や、いろんな影響を吸収した結果、今は「収入とやりがい」「仕事とプライベート」「東京と地方の生活」「家族と未来」は両立できる確信がありまして。
人生は思ったとおりになるし、よくばっていいんだな、と気付きまして。
両方取れるってもっと早く教えてくんないかな、世界。と思ったときに、
あの日ましろくんを前にした経験が、ふと思い出されました。
子どもみたいに自由でいい。
目に見えるすべてが手に入ると思ってるし、
できそうかできなそうかなんて考えもしないし、
毎日がハッピーで新しい挑戦で、ほしいものはストレートにほしい!
そんな心で素直に人生と向き合えたら、
自由奔放でエネルギーあふれる毎日になると思うのです。
これが私の、子どもに教えられたこと。
きっとましろくんは今頃あの日の私と同じ高校生ですが、
二度と会えることはなくても、「あ〜日本って自由で豊かでおもしろい大人がいるな〜」と思われる全部取りの大人になりたいです。
明日も最高にしていきます!
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