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子どもの運動発達 その1 【0〜3ヶ月】

赤ちゃんが生まれてから歩くまでの大きな流れを説明するシンプルな話、覚え方とともに。

①首がすわるまで(0〜3ヶ月)
②4ヶ月 首の座り(定頸)
③56ヶ月 ゴロゴロ(5656)寝返り
④7ヶ月 ナナ(7)ちゃんおすわり上手
⑤8ヶ月 はいはい(8181)
⑥9ヶ月 クッ(9)と、つかまり立ち
⑦1歳 歩きはじめ

ざっとこんな感じ。

学校の勉強ではただ覚えるだけで終わってしまうことも多い正常発達。

でも、運動発達は、その後の人生をつなぐ大事なもの。


実際はそれぞれの動作・行為が発達的に意味をもっているし、そのつながりが実はすごく大事なんです。

なので、そこをこれからじっくり説明していきます。

①首がすわるまで(0〜3ヶ月)

さて、赤ちゃんの発達、第1段、始まります。

赤ちゃんは、生まれた時は身体をうまくは使えないですよね。

少しずつ身体を使えるようになって、それを通して世界を理解し、そして好奇心をもってどんどん進んでいきます。

そのスタートの時期です。

姿勢は基本的に仰向けでいることが多いと思います。うつむせだと重力に負けちゃうから潰れて視界も狭まり、この頃の赤ちゃんがうつむせを嫌がるのはこのためです。

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最初は原始反射という、反射に支配されている赤ちゃん。
自分から運動を起こすことがまだ難しい赤ちゃんは、安定性をつくるにも動作を作るにも原始反射という反射に助けてもらっています。
原始反射で身体を安定させたり、偶然反射で起きた現象を再現しようとどうにかこうにか身体を動かそうと努力します。獲得してほしい動きのゴールをあらかじめ組まれていたプログラム(原始反射)に見せてもらっていると捉えてもいいと思います。


左右非対称な姿勢を取りやすいけれど、3ヶ月に近づいてくるとその原始反射が抑制されてきます。

そのため、仰向けで頭をまっすぐに向けられるようになり、うつ伏せで少しずつ顔をあげられるようになってきます。


そうやって首が安定してくるのが4ヶ月ころ(首の座り)
ちなみに首が座っているかどうかは、仰向けに子どもを寝かせ、手を引っ張った時に、体幹の引き起こしに対して、頭が遅れてついてくるのは未熟。体幹とほぼ同時に頭がついてくれば成熟していると言えます。首からちゃんと立ち直れているかが重要です。

※注)勢いを強くしすぎたり、無理やりすると、首を損傷するので注意が必要です。

ということで、次回は首の座りについてお話したいと思います。

あなたのワクワクが満たされますように。

それでは、また明日。


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