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子どもの発達・発達障害・感覚統合

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いつも仕事で関わっている、子どもたちの話。 そのご家族の想い。 作業療法士として、子育てのヒントや子どもの行動の捉え方について発信していきます。
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#子ども

北風と太陽とダチョウ倶楽部

そこのあなた! 元気ですか? 今、わくわくしていますか? わくわく行動実践派のmoyaです。 僕の行動が、あなたの行動のきっかけになって、人生をわくわくしながら送ってほしいと思ってブログ書いてます。 さて、先日、子どもの保護者さんから「子どもにこうさせたいんだけど、してくれないのよ。なんで〜?」と相談を受けたので、その時のお話をしたいと思います。 読んで欲しい人:子ども関係のお仕事の人、子どもの保護者、やりにくいなぁと思っている人、「こうするべき」と思いがちな人。

子どものやる気と4つのスイッチ

ここだけの話なんですが、実は今日、子どものやる気スイッチを押す方法をお伝えしようと思うんです。 私、実は発達領域で作業療法士をしておりまして。 ええ、子どもと遊んでその子の発達を促進させる仕事です。 運動学・神経心理学・発達学・解剖学なんぞを嗜んでおります、なんて。 子どもは何かに困っているといって自分からは来所しないので、基本的には保護者さんの心配事、または乳幼児検診で発達がゆっくりなので作業療法を利用してはどうか、という話で来所に繋がります。 そして、保護者さんの心

「なんでやってくれないの〜!?」

これは、子どもに関わる多くの人が感じていることではないでしょうか? 理由は沢山あると思いますが、一番は「大人がやって欲しいこと」と「こどもがやりたいこと」にギャップがあるからです。 そこで今回は、私がこどもとセッションでしている方法をご紹介します。 こどもはやりたいことをする存在大人はこの子の将来にとって困るかもしれないから、できることが増えるように、お手伝いしたいなぁと思って関わります。 つまり大人は、未来志向型。 でも、こどもは今が全て。未来のことなんて考えていま

「苦手なこと」は「本当はやりたいこと」なんじゃないかな。

あなたにも自分ができなかったこと、苦手なことで、いつまでもやりたいと思っていることはありませんか。 今回は、上手くできなくても、好きなものがあってもいいんじゃないかな。と、そんなお話です。 どうしようもなくスキなこと。 僕にはあります。悔しいから羨ましいからとかじゃなく、できるようになりたいと想うこと、憧れているもの。 
できないことだけど、いつかうまくできるようになりたいなぁと夢みていること。 「できないからこそ、やれるようになりたい」と思っていること。 好きな

子どもファーストの考え方 【子育ても実習生を育てるのも方法は一緒】

私は発達領域で作業療法士をしています。 いわゆる発達障害をお持ちの子どもたちの発達を応援する仕事です。 今回は、今自分の職場に作業療法の学生が勉強に来ているので、その話をもとに、作業療法でしていることを説明していきたいと思います。 (#教えるプロセス,#自立,#治療構造,#その人らしく) 作業療法士のたまご いつかは子どもたちやご家族に、価値のあるものを提供できるようになってほしいので、大切に育てたいと思います。 

もちろん、独り立ちするための実習なので最終的には「自

子どもを見習えば、楽しく生きられる

散歩のときにみる朝日や、雨上がりの晴れ間から差す眩しい光。 子どもが遊んでいる姿をみると、それを見たときのような眩しさを感じることがある。 まるで後光が指しているようだ。ぱぁぁぁぁっと目を輝かせて、夢中になり繰り返し繰り返ししているのをみると思わず顔がほころぶ。 新しい世界を知るたびに、ワクワク目を輝かせている。 そんな姿をみて、たいていの大人はニヤける。頬が緩む。 というか、子どもは光だ。未来の希望だ。大切な宝だ。 その反面、羨ましくも思ってしまう。今の自分はそ

池谷裕二さんの文章がスキ

わたしは、脳科学者の池谷裕二さんの文章が好きです。 ファンです。なぜって? すごく優しい気持ちになれるからです。 お子さんを観る視点も、説明の仕方も優しくってとても読みやすいんです。 最近では、テレビでもコメンテーターとしてみかけるようになりました。 でも正直、コメンテーターの彼より、文章を書いている池谷裕二さんが好きだな〜と思ったりします。 テレビでは、本のあの感じがうまく出せていないので、もどかしく思ってしまうのです。なぜか変な親心をだしています。迷惑なファンです

「ずうっ〜と始まってね!」 【子どものことば】

「ずうっ〜と始まってね!」 いつものように、仕事でお子さんと遊んだときのお話。 「じゃあ、また来週ね〜バイバーイ」子どもの帰り際、声掛けするとそのお子さんがこういうのです。 ほのぼのした感じではあったのですが、動きが一瞬止まり、皆の頭から一様に「?」マークがでていました。 私はすかさず「オッケー!ずうっと始まっとくね!」と返します。 ご家族は「ちゃうやろ〜」と笑いながら話していましたが、エレベーターに乗り込む二人を見送りながら私は「いいなぁ」と思いました。 こんな風