ぜーんぶ吐いてから
2014年からはじめたmoon day message、今年で10年目になりました。
地味に続けてこられたのも、”嬉しい、楽しみにしてる、ずっとファイルしてる、今の私に必要な話しだった”、などの言葉のおかげです。
ありがとうございます。
わたしは朝はケン先生のところで練習しています。先生のもとで練習ができる環境にあることは、当たり前ではなく、とてもありがたいです。最近、練習しながら感じたことです。
いつだったか、ジョン・スコットが身体的な練習のピークは30代前半だった、と話してました。動ける体ということではそうかも、と思います。
でも、観察力を上げ、繊細なことに気づける感覚を磨いていくと、今でも新しい味わいがあります。伸び代はまだまだある感じです。
そして、体の隅々まで意識や息を入れながらの練習は心身が整い、とても癒されます。
整い、癒される練習に大事なことは、何よりも、呼吸と意識だと思います。クラス中によく言うセリフ「ぜーんぶ吐いてから」。
人は吐く時に心身は緩み、落ち着く源に繋がります。
最近、「すべての不調は呼吸が原因」という本を読みました。長年にわたり呼吸のことを研究してきた医学博士の本間生夫さんの本です。
そこには、”呼吸が悪いと心身のすべての活動が制限されてしまう。現代人は'浅くて速い呼吸'になっている。'意識しない呼吸'を底上げすることが大事。”とありました。
さらに、呼吸は胸式呼吸が大切と!
わたしは、実は、長いことずっと、アシュタンガヨガは動く瞑想だし、瞑想状態であるためには落ち着いていたいし、でも落ち着くためには腹式呼吸と世の中では言うし、だけどアシュタンガヨガは胸式呼吸だし、と密かに矛盾を感じていました。
でもこの本を読んでから、「そうだよね、胸式呼吸で’深くゆったりした呼吸’での練習はとても落ち着くし整うこと知ってたよ」と安心しました。
ところで、10年続けてきたmessage。いつかは書くことがなくなっちゃうのかな、と思っていましたが、これが、いつもふとした時に、書きたいことが浮かびます。
それは練習中だったり、クラスで生徒さんを観察している時だったり。「あ、これ伝えたいな」と仏図(ふと)思いつきます。
これからも無意識が意図したことを必要な人に届けばいいなと思ってます。
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