Vtuberにドハマリしてた話

Vtuberと言われれば、何をイメージするだろうか?
美麗なデザイン、特徴的な声、厄介なオタク…などだろうか。
私もVtuberに対しては正直微妙な反応だった。2021年までは。

出会いは委員長

Vtuberの起源は恐らくキズナアイだろう。
私も存在は知っていたが、特に興味を示す事もなかった。
2019年、youtubeでたまたま見たVtuberが非常に面白かったのを覚えている。
"月ノ美兎"という「にじさんじ」のライバーだ。
それから定期的にこの委員長と呼ばれるライバーの配信を見るようになる。
しかし、これは全ての序章に過ぎなかった。
私がVの沼に頭までドップリ浸かったのは、2021年、暑い夏の事だ。

HOLOLIVE

委員長を日々見ているおかげか、おすすめ欄にVtuberが表示される事が多くなったある日、1人のVに出会う。
"白銀ノエル"という「ホロライブ」所属のライバーだった。
「デザイン…良すぎね??」となりクリック。
GTAVの配信のアーカイブだったと思う。それから私は光の速さで"白銀聖騎士団"に入団。過去のアーカイブを時間さえあれば見るようになった。
そんな団長を見てるとやはり気になってくるのが、他のホロメンだ。
私はノエルの同期、ホロライブ3期生(所謂ホロライブファンタジー)の宝鐘マリンを見るようになる。
最初こそ彼女の配信スタイルに驚愕したが、2〜3日見れば瞬く間に虜になり、"宝鐘海賊団"の一員となった。
月500円のメンバーシップ×2なので1000円。安いものだ…と当時は思っていた。
グッズなどにも手を出すようになり、私の部屋は瞬く間に団長や船長のタペストリーで埋まった。
そして2021年のホロライブといえば、分かる人には分かるだろう。
ドン・キホーテ、もちどる争奪戦が勃発する。

始発で行ったのに!?

当時の私はホロライブの影響力、人気を舐めていた。
私は北海道に住んでいるのだが、「北海道のドンキになんてそんな集まらんべ」と軽く考えていた。
しかし、念には念を。と始発でドンキに向かった…のだが、、
着いた時には長蛇の列。そして店員が時間になるまで並ばないでください。と叫んでいた。
一回は皆解散するのだが、5分ほどして見に行ってみたらまた列ができている。話聞いてねぇのかこいつら。
もう階段に並べないほど人が集まってきた&オタク同士で喧嘩が起こっていたのを見かねた店員は、「並んでいる人全員くじを引き、出た数字順に並んでもらう」という力業に出てきた。
これに対しては流石に不服だった者が多かったが、もうそれしか方法がなかったのだ。
そして階段の上から順に引いていく。歓喜の叫び、悲痛な叫びが聞こえてくる。
私は70番台を引いた。
「あぁ、確実に買えないな…でも在庫があれば…」と思ったのも束の間、店員から「発注を間違えて少数しか届いてない。1個しか在庫がない商品もある」とアナウンス、ざわめく店内、私はそれを尻目に駅まで猛ダッシュ、大通りのドン・キホーテから一気に移動し、苫小牧のドン・キホーテを目指すことにした。一縷の望みをかけて。
「今すぐ苫小牧まで最速で行ける切符をください!」
みどりの窓口に駆け込む、ピンク色の髪をして、季節に合わず汗だくの男が駆け込んできたのだ、駅員も目を丸くしていた。
「特急の乗り継ぎになります。高くなりますが…」
「それでいいです!!!!!!!」
「あああ、はいはいい、すぐに発車になります。5番せ…」
「ありがとうございました!」
みたいなやり取りをし、栄光の特急まで猛ダッシュ、電車の中で少し休憩しつつ、トゥイッターで情報収集をした。
苫小牧 ホロライブ 🔍
苫小牧 ドンキ 🔍
などひたすら並んでいるかどうかの情報を確認した。
40分くらいだろうか、電車を乗り継ぎ苫小牧のドンキに着いた。
そして私は二度目の絶望をする。

何百人いたのだろうか、狭めの店内がホロライブリスナー、転売ヤーで埋め尽くされている。
私は心の中では膝から崩れ落ちた。
電車賃を合わせたら今回の遠征はいくらになるんだ…
もちどる買えないのか…
案の定私が到着した時点の列ではもちどる含む各種グッズは総じて売り切れ。
私は駅のベンチで魂が抜けたように座っていた…

HOLOLIVE 3rd Fes

3rdフェスを迎える頃には、私は
白銀ノエル
宝鐘マリン
さくらみこ
星街すいせい
アキ・ローゼンタール
角巻わため
桃鈴ねね
雪花ラミィ
のメンバーシップに加入していた。
お気づきだろうか、そう、完全に沼ったのである。
月額にして3500円程だろうか。
そして3rd フェスを見て涙を流していた。
もう完全に頭をヤられたヲタクの完成である。
誕生日などの記念日グッズはもれなく買っていた。
車の中で流れる音楽は全てホロライブ関連。
スマホの壁紙はホロライブ、着信音もホロライブ、LINEとTwitterのアイコンもホロライブ
そんな幸せな生活が2022年も続いた。

4th Fes

4thフェスを迎える頃、私は少しホロライブ飽和状態だった。
この頃にはメンバーシップは
星街すいせい
さくらみこ
角巻わため
の3名のみとなっていた。
そして私は心で決めていた。
「金の流出が止まらないので、4thを最後にホロリスを卒業する」
ホロライブを見るのは4thがラストくらいの勢いで両日見た。
そして全てのメンバーシップを解約した。

それから

それから私は完全にホロライブからは離れた。
今でもたま〜に切り抜きを見る程度だ。
現在チャンネル登録しているVtuberは
月ノ美兎
壱百満天原サロメ
の2名のみ。
お、オタク、今度はにじさんじか?
と思っただろう。
しかしサロメは単純に異質の存在だから、月ノ美兎は私にとって初めてのVtuberだから登録しているだけだ。

今月、ホロライブの5thがある。

正直ちょっと見たい。が、通しチケット(配信で)25000円と驚愕の値段だったのでやめようと思う。

ホロライブから離れたが、私は今でも車の中で、流れる曲は7割ホロライブだ。

最後に、私のおすすめの曲を挙げておく。
・Stellar Stellar
・KONKON Beats
・My song
・メイジ・オブ・ヴァイオレット
・擬態ごっこ
・あくあ色ぱれっと
・キミにまつわる運命事情
・The Last Frontier
・BLUE CLAPPER

お わ り

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?