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江戸時代の男たちが床屋に通い月代を剃ってもらっていたように、アメリカの男たちは週に2〜3回はバーバーに行って髭を剃ってもらっていた
1870年頃、あるアイデアマンが個々のマグに客の名前を入れバーバーにキープすることを思いついた😍
それはバーバーにとっては、浮気な客を固定客にすることが出来、客にとってはマグとブラシを使いまわしされることがなく、衛生的であるという相互にメリットのあるものであったのじゃ😍
それらのマグには客の職業や趣味、所属団体のマーク、それに花や鳥など美しい絵が描かれていた
それは理容器具商が多くのアーティストを揃え、美しさを競い合っていたからじゃ
しかし1917年、アメリカが第一次世界大戦に参戦する時
全兵士に安全カミソリが使用法の説明と共に配られた
それ以来安全カミソリの普及は目覚ましく、バーバーで髭を剃る男は激減し
1920年頃には美しいマグは姿を消してしまったのじゃ😥

コレクターの多くはシェービングマグから始まり、マグラック、鏡、シャンプーボトル、瓶台、理髪椅子と揃えて行き、最後にはとうとう家の中にバーバーショップが完成してしまい、そこで古き良き時代を偲びながら、家族の散髪をするのが彼らの最大の喜びだというのじゃ😍
それ以外に、彼らが集めているのはレーザー、ストラップ、研磨機、それにノーマンロックウェルの描いたバーバーの絵やバーバー人形、ポストカードなどである😍
彼らは収集だけでなく、各自がテーマを持って研究をしていて、その成果はNSMCAの総会で発表されるのじゃ
私が聴いたのは「レーザーの柄の模様の変遷」や「昔の床屋の音」というのがあったが
こういう研究が、博物学や民俗学の草の根になっているのじゃろうな😍

まだ続くかもしれない😅

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