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せーので映画を観る
遠く離れた地に住む恋人と一緒の時間を過ごすために、今日も夜な夜な、せーの!で同じ映画の再生ボタンを同時に押す。
その瞬間は、いつまで経っても甘酸っぱい。こそばゆい。そこが最早こういう時間のピークです。
今日は何を観る?って聞かれると、おぉ、この人はわざわざ私と観たいんだ、電話越しにちょっと音声でネタバレしてもいいやって思えるんだ、と満更でもなくうれしくなる。実はなかなかうれしい。ここに書き残して大事にしていきたい思い出になっちゃってるくらいうれしい。なんでだろう。
なんで私たちは夜に同じ映画を観たくなるんだろう。
何か共同作業をしたいんだろうね。
瞬間瞬間、できれば全部共有したいんだろうね。
そうすると、とにかくお互いの存在を近くに感じられるんだろうね。
今日は映画ではなくドラマを観始めて、途中で寝ちゃった彼氏の方から、ずーっとドラマの続きが聞こえてくる。かわいいなー。いとおしいなー。
一緒に暮らす日まであと少しの辛抱。
近くにいた時よりももっとお話ができてて、心理的な距離はむしろもっと近く感じているよ。
早く、全部近くで一緒に生きていきたいね。
と、思う、幸せで孤独な午前3時、7月。
明日は寝不足で終わりだ。笑
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