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『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を見て思ったこと

こんにちは、バラ丸です!

今回はちょっと雑記的な内容を書きたいと思います。

先日、今年2021年3月8日に満を持して公開された「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を観てきました。
(※この先少しネタバレを含みます)


自分は1995年10月に放送開始されたTVシリーズからずっと観てきた、いわば「エヴァファン」なので、今回完結編と聞いてとても楽しみにしていたと同時に、観終わったあと「終わってしまった」という喪失感に襲われました、、、笑。

なぜそこまでこの「エヴァンゲリオン」という作品に魅了されたのか
個人的な想いを書き綴ってみたいと思います。


前述した通り、TVシリーズが放映されたのが1995年10月。
当時自分は17歳、高校2年生でした。

前情報もあんまり知らずに、ちょうど学校から帰った夕方の時間帯にやっていたので、何の気無しにTVを付けたらやっていたというのが初見でした。

今では考えられないですが、最初のTVシリーズの段階ではそこまで視聴率も良くなかったようですし、それほど人気があるという作品ではなかったと記憶しています。

ただ、自分はこれまで観てきたいわゆる「ロボットヒーロー系」のアニメとは全く違うという所にすぐに惹かれていきました。


まずオープニング。
大ヒット曲となった「残酷な天使のテーゼ」のリズミカルな曲の旋律に同期した絵コンテ、そして「フラッシュカット」を多用したキーワードが散りばめられる演出は当時とても斬新で、高揚感というかゾクゾクさせられたのを覚えています。


そして、エヴァンゲリオンを語るうえで欠かせない登場人物たち。

主人公の碇シンジは14歳の少年。EVA初号機の操縦者として父である碇ゲンドウに特務機関NERVに呼び出されるところから物語は始まります。


ヒロイン的な存在である綾波レイは14歳の少女でEVA零号機の操縦者。
クローン人間であることが物語途中で明らかになります。


第二のヒロイン惣流・アスカ・ラングレー(※新劇場版では式波・アスカ・ラングレー)は14歳の少女でEVA弐号機の操縦者。
天真爛漫で物怖じしない彼女ですが、実は孤独と常に闘っている裏の素顔があります。
TVシリーズをはじめとする旧作と新劇場版ではストーリー上の設定が少し変わっています。


NERV戦闘指揮官である葛城ミサト。シンジたちの保護者的存在でもあり、彼らの成長に大きく関与しています。
(※ヱヴァンゲリヲン新劇場版:QではNERV壊滅を目的とする組織「WILLE」の艦長となった)


NERV最高司令官である碇ゲンドウ。シンジの実の父親であるが、ほぼ会話はしない。
自身の目的のためにシンジにエヴァに乗れと命令します。


第17使徒タブリスとされる渚カヲル。その魂は第1使徒アダム本人のものであるとされています。(新劇場版では第1の使徒から第13の使徒へと堕とされる)


EVA仮設5号機、2号機、8号機パイロットである真希波・マリ・イラストリアス。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」より登場する新キャラクターです。


他にも物語を構成するうえで欠かせない、たくさんの重要な人物が登場するのですが、全て書くと切りがなくなってしまうので、気になる方はぜひ本編をご覧ください!

この登場人物においても惹き込まれる要素が多分にあって、それは全ての人物が未完成の部分を持っているということ。

主人公であるシンジも完璧なヒーローではなく、弱い心を持った14歳の少年という姿を等身大で描いているところ

大人に対する想いや、周りからの期待に対するギャップ、また些細なことで揺れ動く心の描写など、当時17歳で思春期真っ只中であった自分に重ね合わせて見ていました

そんな写し鏡のように感じていたシンジが、今後どう成長していくかが気になったし、見届けたいという想いが強くなった。

これこそが当時自分のような同年代に近い少年・少女に共感され、大ヒットとなったきっかけだと思っています。

さらにエヴァンゲリオンがすごいのは、その時同じ少年だった自分もすっかり大人になり、もう興味がなくなってしまったかと思いきやそうではないというところ。

新作が発表されるたびに思い出すんです、当時の思春期だった頃のことを
そして、再び「シンジが成長した姿を見たい」という想いに駆られる。

26年間もの間愛され続けた作品には共感を呼び、いつでもまたその時の気持ちに戻れる世界観があるのだと個人的に感じています。
特に多感な思春期の時に共感したり、感じたことっていくつになっても忘れないものだなと。
「エヴァンゲリオン好き」という同世代の中には同じような気持ちを持っている方は少なくないと思います。


TVシリーズを経て、「旧劇場版」と言われる

・新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生
・新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に

の公開のあと、10年後に完全新作として発表された

・ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
・ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
・ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

そして、シリーズ完結作として公開された「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」。

今回のシン・エヴァンゲリオン劇場版を観てまず個人的に感動したところ、それはシンジが自身の殻を破って成長した姿を見られたところです。

自身もそうであったように、様々な難局を乗り越えて、1人の人間として成長したシンジはとても頼もしく見えました

完結編ということで、本当にどんな内容になるか気になってましたが、個人的には「良かった」と思える内容でした。
26年間見てきて良かったなと。本当に面白い作品を作って下さった製作陣の方々に「ありがとう」と伝えたいです。


長々と個人的な想いを綴ってきましたが、見応えのある素晴らしい作品だと思うので、「まだ見たことがない!」という方はぜひチェックしてみて欲しいです!
そして、ぜひ感想を聞かせて下さい!^^


<APPENDIX>

物語的に「神話」とシンクロしている部分が多々あり、背景を掴むのが難しい部分が結構あります。
中田敦彦さんの解説動画が個人的にとても分かりやすかったので、詳しく内容を把握したい方におすすめです。



漫画版は劇場版と少し違ったストーリーが楽しめます。


新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ)※DVD-BOX


新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に


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