【week10】運動ゼロからのトライアスロン ◎自転車の装備編②
今からトライアスロンをめざす方へ
あなたが「トライアスロンできるんじゃね?」と思った時に参考になる記事を。まずはどんな条件がそろえば、トライアスロンのオリンピック・ディスタンスを完走できるのか? 今回は◎自転車の装備編②。
チームに属さず一人で挑戦したい。田舎なのでチームどころか自転車店も限られている。何から手をつけていいのかわからない。今回は大会で必要な自転車の装備について書こうかと。最初に準備するものはこちらの記事。
前回 week9自転車の練習編
50代市民トライアスリートがお送りしております。トライアスロンは遅くても完走したら皆勝者!自分も速くないけど完走を重ねて10年以上。noteも週イチ更新100以上。皆さんどの年代もコツコツ行きましょう!
自転車パートで必要な装備
大会中自分の身体や機材に不調が生じたら、基本自分で対処しなければなりません。緊急事態は別にして他の選手や観客のサポートを受けることはルール違反となります。家族から飲み物を受け取ることも基本NGですね。
起こりそうなトラブルに対処する準備が装備の基本となります。体が脱水やエネルギー切れにならないように、自転車がパンクしてもフィニッシュできるように、コースを間違えずペースを維持できるように対策します。
①乗車中の水分補給
何度も自転車を止めて水分をとることは、タイムロスとなり現実的ではないので自転車をこぎながらボトルの水を飲むことが必要となります。暑い時期ならボトルは2本。ボトルケージを自転車に取りつけて収納します。
自分は風の影響を受けたくないのでサドルの後ろにボトルケージを取りつけていますが、通常はフレームの三角形内の設置です。ボトルケージとボトルを用意しましょう。ペットボトルはルールで不可となってます。
②乗車中の栄養補給
大会で失われる汗の量は半端ないです。自転車パートを乗り切っても、次のランで力尽きることもあります。必要なのは主に塩分やクエン酸とそれらの吸収をよくする糖分。ジェル飲料も飲みやすいです。
これらの栄養はバイクジャージの後ろポケットや、トップチューブバッグがあればそれにいれて乗車中にとります。ジェルはセットする時点でフタをあけておきましょう。自転車こぎながら飲むのはとても大変です。
③パンク時の対処
大会中にパンクしたら、自分でパンク修理をしてまた走り出さないといけません。そのままリタイアというのもなくはないですが、せめてパンク修理道具は一式携帯しておきましょう。修理中、誰か助けてくれるかも。
修理といっても限られた時間内なので穴を塞ぐのではなく新しいチューブに交換します。必要な物品はサドルバッグやサイクルジャージの後ろポケットに入ります。唯一、空気ポンプが長く邪魔になりがちです。
④パンク修理について
自分も最初の2〜3年はパンク修理に全く自信がない状態で参加しましたが何とかなりました。ちなみに自分はこれまで20数回大会に出てますが、本番中のパンクはゼロです。サイクリングイベントや通勤ではあり。
トライアスロンで自転車に触れ始めて、色んな機会で乗るようになり自転車の扱いに慣れる中でパンク修理もできるようになった感じです。パンク修理に自信がなくてもトライアスロン参加はOK、と自分は思います。
⑤外しておくもの
自転車を大会以外で使用している場合は、競技上必要ない装備を外します。ライト(後部ライトはトンネルがある場合認められることあり)やミラー、スタンドがそれに当たります。ベルは大会によって必要だったり。
さて、ここからは高額な装備についてです。
①サイクルコンピューター
自転車に取りつけて、自転車の速度やケイデンス(=ペダルの回転数)、心拍数などを表示します。GPS内蔵していれば走った距離が正確に出ます。②GPSウォッチよりも走行中に画面を見やすいメリットがあります。
最も必要なのは、コースが5周回や9周回など自分で何キロ進んだかわからなくなる大会。大阪城トライアスロンは複雑なコースでしたので、サイクルコンピューターで距離の確認必須。10人近くDSQ(失格)がいました。
②GPSウォッチ
ハンドル握ったままで画面を確認できるならば、①サイクルコンピューターと機能はほぼ同等です。ただ見たい表示の項目が少ないかつ文字小さく、さらにボタンを押して画面を切り替える必要があるかもしれません。
最近は自動で泳ぎ⇨自転車⇨走るを切り替えるウォッチもありますが、基本自分で押すタイプなので押し忘れや止め忘れはフツーに起きますw。自分は泳ぐタイムは測らず、自転車は①サイコン、走るのは②ウォッチ。
③心拍モニター
胸にベルトを巻いて心拍数を測ります。①や②に表示させてペース配分します。高い心拍数のまま動き続けると、疲労が早くきたり痙攣したりするのでペースを落とします。胸ベルトは呼吸がやや窮屈な感じがします。
自分はGARMINの心拍ベルトを使用していますが、COROS(カロス)のモニターは腕に巻くタイプで、胸を締め付けない&正確らしいので最近評判いいです。一方、ウォッチ付属の手首モニターは多少ズレがあるらしい。
ご自身の予算と状況に応じて用意してください。
(次回予告)◎自転車の整備編
次はweek11 ◎自転車の整備編をお伝えしたいと思います。今後この記事ではトライアスロン先輩方からの意見を募集しています。初心者の頃知りたかった!ことなどコメントください。