あなたが絆を感じるときは？

ゴールデンレトリバーの子犬ベイリーは、少年イーサンに命を救われてからいつも一緒に過ごすようになり、彼と強い絆を育む。やがて青年に成長したイーサンは大学入学で故郷を離れ、ベイリーは年老いて死を迎えるはずだった。だが、ベイリーはイーサンに会いたい一心で何度も姿を変えて生まれ変わり……。（シネマトウデイより）

地上波TVで本編ノーカット版を放映したものを録画してみました。

W・ブルース・キャメロンのベストセラー小説をラッセ・ハルストレム監督が映像化したドラマ。少年に命を救われたゴールデンレトリバーが、転生を繰り返しながら自分の使命に気付く物語が描かれています。

主人公の犬の声を『美女と野獣』などのジョシュ・ギャッドが担当、若き日の飼い主をK・J・アパが好演していました。共演は、ブリット・ロバートソン、ジョン・オーティス、デニス・クエイドたちです。

物語は８歳の少年イーサンが子犬のベイリーを飼い始め、そこからイーサンの様々な日々のすぐ側に彼ベイリーがいるという日常から始まります。

愛犬家の人にとって日々多くの喜びのある犬との暮らしがあるとともに、彼らにとって悲しいことは、犬の寿命が人間よりもずっとずっと短いことです。

イーサンとベイリーも同様に、月日が経ち別れの時がやってくるのですが、その瞬間からベイリーは光に包まれ、それを抜けるとまた新たな子犬としての人生が始まるという不思議なよみがえりの物語が始まります。

ベイリーはレトリバー、シェパード、コーギーと転生するたび、犬種や性別が変わり、飼い主の日常に合わせて警察物からファミリー物までまるっきり違った生活をしていくわけですが、一貫して初めの飼い主イーサンを求め、やがて老年となったイーサンと再会、新しい家族を得るところは愛犬家のみならず、観るものに絆の尊さを感じさせてくれます。

さらに私がこの物語の好きな点は、始まりが1960年代だということ。

そして時の経過と共に映し出される服装や町並みが変化や、犬の目線で見つめた現代アメリカの50年を映画の中に織り交ぜている点も興味深いです。

今日も読んでいただき、ありがとうございます。

あなたが絆を感じるときはどんな時ですか？

原題　A Dog's Purpose　制作　アメリカ　2017年　上映時間　98分

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