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大人と子どものルール

世の中色々ルールがある。
なんのために有るのか解らないものや、誰も得しないもの(ほんと、たまにこういうのもある。)は無くなってしまえと思うが、ルールそのものが無い方がいいとは思わない。

ルールを設けなくてはならない理由は色々あるのだ。
理由は全ての人に当てはまるかはわからない…というか、そのルール周辺の人以外にはむしろ当てはまらない事が多い気もするのだけど。

子どもと関わっていると(子育てなんかでももちろん)このルールというやつに結構出くわすし、大人と子どものルールというヤツに悩まされる。

何も決めなきゃいいという人も居ると思うけど、大人にも子どもにも事情があるから、なかなかそうもいかない。
もちろんルールが正解というわけではない。
完全に納得しているかというと「うーん、、、」と何度も考え直すものもある。
でも、なんで決めたんだっけ?というところに立ち返ってみると「やっぱり必要だよね」という事になったりする。

それは、悲しい過去の出来事が原因だったり、経験から予測するものだったり。
心配性な大人がちょっと過敏に決めてしまったものもあるかもしれないけど。
なんで、そういうルールなのか。
なぜそれがあるのか。
それは、子どもにきっちり説明できないといけないよなとは思う。
だから「ルールだからさ」としか言えないものは、無い方がいいと思う。

思うけど。

「そういうルールなんだよね」と言ってしまう時もある。
そのルールが無くせない理由は知っている。
でも、それを言うべきかどうか。と迷う時がある。
例えばそれを言う事で傷つくのではないかという時。
逃げてしまっているなと思うけど「そういうルールなんだよね」と言ってしまう事がある。

しばらくして思う。
やっぱり、もっと全部本音で話すべきだったなと。

でも、核心に触れないながらも、そのまわりをウロウロしながらじっくりゆっくり話した後には、相手がそれを察してくれたと感じる事がある。
表情も話題も切り替わって一緒に遊び始めたり。
そんな時は、結局子どもに助けられたなと思う。
それでよかったとは思わないけど。

子どもは大人の事情をよく知っている。
知っていて、でも、どうにも出来なかったり。
そして、知っているから、察してくれたりする。

だから、そんな時は
「そうじゃないんだよなあああああああ」
と自分を不甲斐なく思うものだ。

大人はさ。
もう少し考えた方がいいと思うんだよね。
子どもみたいに。


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