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ありがとう

はじめに

昨年の初夏、わたしはSSWという仕事を離れました。
以来9カ月、さまざまなことを考えながら過ごして来ました。

一番は、崩壊した
アイデンティティーの再構築。
そのために、自分のパーツを見直しました。
七十年分のパーツには、
大小があります。

ジョハリの窓


ジョハリの窓という、
「自分」の姿(こころも)
を分析する手法があります。

わたしが知っている
自分の姿と
みんな(あなた)が知っているわたしの姿は
間違いなく違います。

みんなに見えているけど、
わたしが気づいていない
姿もあるし、
わたしがあえて、
みんなに見せていない
わたしの姿がもあります。

一番厄介なのは、わたしも、みんなも気づいていない姿です。

時間はたっぷりありました。
何せ、わたしは退職して、
することのない人ですから。

年齢が七十という
こともあり、
家族は「もう、
はたらかなくて良い」
と言いますし。

16パーソナリティーズ


10年ほど前に、当時中学三年生だった女子生徒が、
自分のことをもっと知りたいと言いました。

図書室にある心理テスト的な本を読んだりしても、
好奇心を満足させることができない、と。

彼女は、SSWとの面談を学校から設定された女の子。
しかも、授業中に取り出しで。
でも、彼女は面談を希望していなかった。

そのような面談は、頻繁ではないけれど、
あることなのです。

すでに、この時点で彼女は、
学校という環境とうまく行っていません。
そのことについて、SSWの仕事範囲に居るわけです。

わたしはふてくされて座る彼女に
「この一時間、何もすることがないから」と、
トランプ手品を入り口に、ババ抜きなどのゲームをしました。
ゲームしながら彼女から、不満に思っていることを聴きました。
彼女は遅刻して登校し、ほとんど授業に出ていませんでした。
チャイムが鳴って「また遊んでくれるかな」と尋ねると、
後日担任が連絡をくれて、それから毎週会うようになりました。

そのときにネット検索で出会ったのが16パーソナリティーズでした。

彼女とゲーム感覚で分析を進めましたが、
当然、自分自身もテストに答えて確認しました。
わたしはENFJという結果、
当然のことながら、かなり当てはまっていました。

その子も自分でテストしていました。
結果を見せてくれて、
言葉の意味を尋ねられました。

以来、何人かに教えてあげています。

もう一度やってみたけれど、
結果は同じでした。
10年間、同じ傾向性を維持している。

そんなわたし


わたしは外交的な性格。
共感性は高い。
そんなわたしは三つの仕事を経験しました。
教師、僧侶、
そして
スクールソーシャルワーカー(SSW)。
どれも人と関わる仕事。

そして今度は


SSWとしての仕事がらみで
退職後半年経過した今、
放課後児童クラブの
心理師として
声を掛けて頂いた。

ありがたいことです。

今日はその一日目。
まだまだ職場になれるだけの一日です。
仕事内容も、対象者も
これまでの延長線上にはあるけれど
違っているので
少々不安があります。

ジョハリの窓の一つ。
まだ誰も見たことがない
わたしの一面をのぞく
窓を開きました。


サポート、ありがとうございます。もっと勉強して、少しでもお役に立てる記事を送りたいと考えております。今後ともよろしくお願いいたします。