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ジョニー・デップの人間離れした美しさ

今日は、ニート最終日。ジョニー・デップ鑑賞と銘打ってここ最近は毎日映画を堪能しているのが、本日の午後は・・・

スリピーホロウ

https://www.youtube.com/watch?v=6RsKwn_Je1k

ずいぶん前に鑑賞した気がするが、何一つ覚えていなかった作品。見てみて思ったのが・・・若かりし頃のジョニー・デップが美しすぎたという事。
ヒロインのクリスティーナ・リッチに引けを取らない美しさ・・・
彼の美しさはどこから来るのか…と思った時、彼は人間離れした雰囲気を持っている。時としてそれが美しくも儚く・・・まるで現実の世界とは切り離された空間に誘ってくれる。

彼の立ち位置としては独特なところにいると思う。
王道な王子様顔ではないし(レオナルド・ディカプリオ的な)かといって、精悍で屈強なイメージもないが、(ブラッド・ピット的な)それでも目が離せなくなるくらいには美しい。そして儚い。人間は儚いものに美しいという感情を持つようにできているのだろう…。

何故、彼の人間離れした役が素晴らしいかと言えば、彼が人間離れした雰囲気を持ち、遺憾なく発揮し、さらにそのキャラクターが実在するかの如く深堀りして作られているからだと。セリフのないシーンが特に顕著だと。ここ最近見てきて、そう確信した。NGシーンを見ていても役が抜けることはない。常にその役のままNGを出している。普通ならNGを出した瞬間に素に戻りそうなものを。

もちろん人間臭い役柄が下手とかではない。誤解のなきように言っておくが、彼が持つ繊細でアーティスティックな人間性により引き出されるキャラクターもあれば、彼が持つ人間離れした雰囲気を存分に発揮してくれるキャラクターもあるということ。その両方を持ち併せているからこそ、彼の役はここまで存在感を発揮し、映画に貢献している。

そして現在のジョニー・デップも、スキャンダラスな事はあるが、年を重ねるほどカッコよくなっているし、俳優としても成功を収め続けているんだと思う。



今作のあらすじ――――――――――――――――

NY市警の捜査官である イカボット・クレーン(ジョニー・デップ)は日々横行される自白の強要や拷問の現状を憂いていた。市長に訴えるも市長から疎ましがられ、科学捜査とやらで事件を解決して来いと言われる。

派遣先は、最近立て続けに殺人が起きている スリピー・ホロウという村でここはオランダ移民が住んでいる。3人が首が切り落とされるという殺人事件が起きていたのだ。その村へ着くと陰鬱とした雰囲気漂う気味の悪い村だった。

早速村の地主の家を訪ねると宴の最中だった。そこで村の長老たちの医師、牧師、判事、公証人そして地主たちと顔を合わせる。最近起きている事件について話を訊くと、皆揃って伝説の話を信じているようだった。

それは、”首無し騎士” が頭を地獄に持ち去ったというものだ――――


独立戦争時にドイツからイギリス軍の応援で送り込まれた――
彼は金の為ではなく、殺戮の為に。
彼は戦いのあるところに必ず現れたそうだ――――
愛馬は巨大な黒馬のデアデビル 彼は疾風のごとく駆け抜け次々に首をはねた。やすりで削れられた刃のような歯がさらに恐ろしさを増大させた。1779年の冬、彼に終わりが訪れた。この村の西の森のある場所で己の剣で首をはねられ、殺された。そしてはねられた首と共に埋められた。

それは悪魔の種だった。そして20年の時を経て騎士が目覚めたというのだ。恐怖を感じて震えるも、オカルトを信じないイカボット。
しかしその日の夜、マスバスという男が騎士の餌食になる。

殺されたマスバスの息子はイカボットに父の仇を討ちたいと助手にしてくれるよう頼むも、イカボットは断る。
判事から5人の犠牲者が4つの墓に眠っていると告げられる。確認したのは4人だけ。その謎を解く為、イカボットはマスバスの息子に助手を依頼する。
墓を掘り起こし、殺された未亡人の腹に斬りつけられた跡があるのを発見する。イカボットは解剖し、お腹に子どもを身ごもっていたことを知るのだった。村を出て行こうとする判事に子どもの父親は知っているのか?と訊くと、妊娠の事は本人から聞いた。そしてその子どもの権利について相談を受けていたという。しかし父親は守秘義務の観点から教えてはくれなかった。
その時、首無し騎士が突然現れ、判事の首をはね、持ち去ってしまった。

首無し騎士を直接目にしたイカボットはこの伝説を信じざるを得ない。
最初こそ恐怖していたが、すぐさま克服し、西の森にある首無し騎士の墓に行くことにした――――
マスバスの息子とともに、西の森に入り、岩屋に入ると魔女がいたのだ。
その魔女から、”死人の木”の根元に首無し騎士の墓があると教えられる。
早速そこに行こうと馬を走らせていると、後を追ってきた地主の娘 カトリーナ(クリスティーナ・リッチ)に出くわし一緒に死人の木を目指すことに。木を見つけるも木からは血が噴き出しており、イカボットは木を斧で切るとそこには犠牲者たちの首が転がっていた。
イカボットは墓が掘り起こされ、頭蓋骨がないことに気づき、そして頭を取り戻すまで殺戮が続くだろうと推測したその時、木の根元から首無し騎士が現れた。急いで後を追うイカボット。
村では、首無し騎士の襲撃に備え警備をして回っていた。
医師の息子夫婦の家に首無し騎士が現れ、妻子ともども首をはねられた。
その家から出てくる首無し騎士を目撃したカトリーナのボーイフレンド ブロムは首無し騎士に銃弾を浴びせるも、全く歯が立たない。そこへイカボットがやってきた。首無し騎士は標的だけを殺す。標的ではないからやめろと忠告するも、ブロムは首無し騎士を殺そうとする。仕方なくイカボットも参戦したが、ブロムは殺され、イカボットも深手を負う。

深手を負ったイカボットだったが、奇跡的にも出血は少なく命に別状はない。イカボットは医師に 騎士は誰かに指示されてやっている。無差別にやっているわけではないと言い、カトリーナから受け取ったものを飲み、また眠りについた。カトリーナは懸命に看病してくれていた。そしてカトリーナに母の姿を重ね惹かれていくイカボットだった。

イカボットは犠牲者たちの共通点を洗っていくうちに見えてきたものがある。早速、公証人の元へ助手とともに出かける。
犠牲者の一人である村長のヴァン・ギャレットは密かに未亡人と結婚し全財産を夫人とお腹の子に託すと遺言書を残していた。
元の相続人は遺産が受け取れなくなった。そして公証人はこの騒動に巻き込まれたと言い、そこでイカボットは気づく。
牧師が結婚を執り行い、医師は妊娠を確認、判事が権利などの法的な相談を受け、公証人は書類を預かった。そしてギャレットの使用人のマスバスは遺言書の書き直しの際に証人としてサインしていた。そしてこの一連の出来事に関わった者は殺される運命にあると・・・
そしてこれで得をするのは一人だけ――――
そう――――バルタス・ヴァン・タッセル夫人。
カトリーナの継母なる人物だ。
相続人がいなくなれば、全財産が手に入る。そう思って騎士を呼び起こしこの事件を起こしたと確信したのだった。

公証人は恐ろしくなり自殺したと知らされる。ある晩、集会の為教会に村人が集まっていた。その最中に首無し騎士が現れたが教会には入れない。だが、村人はパニック状態に陥っていた。そしてカトリーナの父親が首無し騎士に殺される。その様子を目撃していたイカボットとカトリーナ。カトリーナはショックで気絶するも手にはチョークが握られていた。
そして教会の床には魔法陣があった。その魔法陣はイカボットのベットの下にも書いてあり、彼女がくれたお守りの本も魔法に関するものだった。
イカボットはカトリーナが首無し騎士を操っていて、父親を守ろうとしこの一連の事件を起こしたのだと思い、NYに帰るべく馬車に乗る。馬車の中で、カトリーナがくれた本を見て、あの魔法陣は愛する者を守る魔法陣だったと気づいて急いで引き返す。馬車の中で、バルタス夫人の遺体を見つけ、戻って遺体を確認するも、やはり別人の遺体だった。

カトリーナの元へ死んだはずのバルタス夫人がやって来て、カトリーナは気絶する。その隙にバルタス夫人は、首無し騎士の標的をカトリーナにし、
目覚めたカトリーナにすべてを明かす。

バルタス夫人の性はアーチャー。地主のヴァンギャレット家に長年仕えたが、バルタス夫人の父親が亡くなると、村を追い出された。村の住人達もバルタス夫人の母親を魔女だと疑っていた為、好都合だと考えたのだろう。西の森でアーチャー家は暮らしていたが、母親はすぐに亡くなり、妹と二人ひっそり暮らしていた。
ある日、騎士に出くわした。その時悪魔に魂を売り渡し、必ずヴァンギャレット家とその親戚であり、現在の夫であるヴァン・タッセル家に復讐すると誓ったと――――
現在の夫の前妻を死に追いやり、後妻として納まり、次々に邪魔になる人物を騎士に殺させた――――

すんでのところで、カトリーナの元に駆け付けたイカボット。しかし騎士が迫っていた。カトリーナの後をつけ、身を潜ませていたマスバスの息子と3人は、なんとか騎士を退けようと奮闘するも、騎士には効果なし。
死人の木のところまで何とか来たが、そこには騎士の骸骨を持ったバルタス夫人が。手には銃を持っており、イカボットは撃たれる。しかしカトリーナにもらった本を胸ポケットにしまっていたおかげで、本が銃弾を受けとめ傷一つついてはいなかった。
バルタス夫人が馬で逃げようとしているところをイカボットが阻止し、揉みくちゃになっている時、マスバスの息子がバルタス夫人を気絶させた。

その隙に、騎士へ頭部を返すイカボット。バルタス夫人は騎士に連れられ地獄の門をくぐるのだった。

イカボットはカトリーナとマスバスの息子とともにNYへ帰っていった。

              END


今日でニートが終了。明日からはまた映画鑑賞とかはできなくなるけど・・・なんとか生きて行こうと思っております。
またここに愚痴を書こうと思います。










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