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なりたい自分を演じきれ。

何かを決断するとき、あるいは日々の行動基準。あなたは、人生のそこかしこにある問いに対して、何を持って最適解を導きますか。

私は人と同じことが嫌という”典型的”人間なので、いろいろとなんでその決断をしたのと問われることがある。また、人が敬遠する役柄を担わざるを得ないことが多いので、「すごいですね」「どうしたらそうなれるんですか」と心にもないお世辞をいただくことがある。
(ちなみに、単純なのでその度に喜びます。)

私は理想の自分を演じる。

と、何かかっこいい人みたいな感じになれるが、これって結構な割合の人がやっているんじゃないだろうか。

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例えば、「困った時は、〇〇さんならどうするか考えますね。」っていう方って多いと思う。尊敬する師だったり、先輩に出会えている人はそういう傾向が強い(こういうのって素敵な”意志の継承”だと思う)。

そういうのと同じだ。ただそのとき、自分の限界がどうとか、現状不可能だとか、私情を捨てて考える。それができないから無理なんだと思うかもしれないけれど。

この話の”すごい”ポイントは、ロールモデル思考にあるんじゃない。
自分の価値観、アイデンティティをぶち壊してしまうほどの、(Something Greatみたいな)何かに出会えたことだと思う。

今回の話題からは少しズレるが、人はアイデンティティを構築しながら成長していくのではなく、崩壊して再構築していく過程で成長するのではないかと思う。

革新的な成長は他者からのエネルギーによって誘発されるのではなく、自分の中のエネルギーが肥大化していって爆発した瞬間に起こるのではないかと。ビックバンのように。

と、同時に成長とかって急に起こるもんじゃなくて、じわじわくるもんだよねとも思ったりもする。たぶん、両方真理だ。

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私は、理想の自分を演じ切る。

それは、流すように生きてたらその心地よさのままに、何も蓄積されないから。自分だってやればできるはずだって成長マインドを持っているからだ。

憧れの先輩がいた。当時の彼の歳を超えた今、あの人のようになれているだろうかと自問する。あの人みたく人から頼られる人になりたい。優しくて、機転がきいて、賢くて、なんでもできるあの人のようになりたいと。
たぶん、当の本人はそんなことさらさら思っていないし、いろんな悩みを抱えていて、短所もたくさんあったのだろうけれど。あの日の私には、とても優れて見えた。

心の中の理想の自分、憧れのあの人にむって一歩ずつ歩む。そうして、いつしか誰かが私の背中を追いかけてくれたりする。


足らない自分を責めるのでもなく、甘やかすのでもなく、ただ理想の自分を演じようと努力する。そのうちの一つでも、ものにできたら儲け物さ。




なりたい自分を演じきれ。


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