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朱りを灯す

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人が持つと言われる、恋心について書き記してみました。詩以外にも手紙やエッセイ形式のものも一緒にどうぞ。
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記事一覧

あの子の小さな爪。

中学生の頃から好きだったあの子。 いつも爪だなんて見ないから気づかなかったけど、 ある日一…

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価値観をぶつけあおうよ

ケンカしようよ 価値観をぶつけ合って もっと大きく 世界を目指そう 星のかがやきよ/ZARD …

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【詩①】優しさ

あなたの優しいが痛いのはなんでだろう 喉がつまり、胸が不安げな表情をする あなたに気を遣…

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【詩②】枯れた心

私は心が枯れている 水を注げど注げど 干からびてしまう されどその分愛に敏感である 一滴垂…

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ぜいたく。

たったひとり愛を注ぎ込む人を欲するのはぜいたくでしょうか。 世界の役には立たなくても温か…

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【詩】抱擁

あの日 貴女を抱擁したとき 貴女を一番近くに感じた そして自然と私は落ち着いた 心臓を波打…

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さよならの手紙

果たしてここまで赤裸々に自分のプライベートな事情を吐き出すことが良いことかわからない。ただ、もし私の心が想いが痛みがそしてまた愛おしい思い出がいつか誰かに寄り添うことができるならば、それを断る理由も、また、ないのである。 これはある特殊な事情を持った少年が、ごく一般的な家庭に生まれた人を愛し、その愛ゆえに(幾つかの年月を経て)さよならを告げる話である。 この先に目を通すのも良し、さっぱりわからぬわとnoteの街の隅っこの方に置いたままにするも、これまで通りあなたの自由である。