えねーちけーアーカイブス #103 古研のようす #1
ながちろのオンライン作品を掘り出して再利用しようというNHKアーカイブス。第103回は「古研のようす #1」。
あっ、しまった。よもやアーカイブにして読み返そうなどということを当時は考えていなかったから、こんなもんを書いたことが露見してしまう!……というほどのことはないのですが、いわゆる恋愛ものを書こうとしたらどうなるか、という実験作でございました。おわり。
舞台の「古研」古本屋研究会は実際に大学にあるサークルでございます……が、アタシが卒業したあとに出来て、顧問のツテでOB面をして入り浸っていた。今もある。どうなっているかは知らないが、やることは同じであろう。古本屋を巡って、収穫を喫茶店で開陳する。学祭と年末に飲み会がある。
書く対象に拠っては生じる「照れ」「恥ずかしさ」というのは昔はもっとあったわけですが、それでも「恋愛」とか「官能」とかを書くのはまだ照れがあり、そこをどうにかするとものすごーく薄味になってしまう。実際、なってますでしょ。書いたことによって「ほーん、そんなもんかぁ」という気付きはありました。
自分でも謎なのですが、いままでに読んできたエロ小説の量のわりに「自分で書いてみよう」という気にならないのはなんなんだろうな。いまだに他人が生み出すエロで満足しているということなのか。いや、そうだ。満足している。エロ同人を描く人は「自分の欲しいエロがない」からこそ自分で作ってるんだろうしな。エロでなく、もっと欲しいシュールさが欲しくてアタシも「自分で書く」「表現する」という手段を取っておるわけだからな。
つまりは「これが理想だ」という恋愛の形があるとしたら、もっと書けるのかもしれない……
なお、最近は「ビジュアルヌード」のシリーズにハマってちょこちょこ数を増やしている。
デッサンの本なので実際安心である。なにがだ。
何の話だったか。
みなさんのおかげでまいばすのちくわや食パンに30%OFFのシールが付いているかいないかを気にせずに生きていくことができるかもしれません。よろしくお願いいたします。