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【斜め読み】

以前、斜め読みと言って、ざっと読んで理解するということができる人がいると聞いて、自分がそんなことをできるとは想像できなかった。

最近、本を読む経験が重なって、毎日鉄鋼新聞と建設工業新聞を読む日課が10 年ほど続いて、世の中への理解も少しは進んだのか、なんとなくその斜め読みという意味が理解でき始めてきた。というのも、その二つの新聞を読むときにじっくり全部読むことは不可能であり、だいたいの概要を見て、気になったところ、読んでおいたほうがよさそうなこと、思考が偏らないように興味がないところもできるだけ読むようにしているように読んでいると、時間の制限からなんとなくそうするより他なくなってくるのである。

やり方としてはまず見出しを見て何を言いたいかを把握する。これは新聞でなくても本でも章やタイトルがあったりするから同じことが言える。そして、だいたい新聞だと、初めに全体の話をして、後は詳細で、その段落の初めの部分だけ読んで、詳細が書いてあるのだなと理解して、最後の段落もチェックする。基本的に詳細は大事ではないのだと読み進めるところがポイントである。そんな感じでどんどん新聞を読み進めていると、だいたい斜め読みのようになって、だいたい20分から30分くらいで一つの新聞を読み終える。それがなんとなく、斜め読みであると自分の中で理解している。

ただし、これが小説などの物語であると、小説は言葉での描写など細部を楽しむ性質もあるから、そうはいかない。でも、話の内容だけであれば、同じようなことができるのかもしれない。まぁこれは忙しい朝の中に新聞を読むという習慣を入れて、忙しい中だからこそ、不必要なことを飛ばして、生産効率が上がるということに似ていることなのかもしれない。

上に述べたことが斜め読みであるとしたなら、やはり多読と経験がものを言うのではないかと思った。斜め読みができるということは、ただ単に本を読んだ経験が多くなればできるようになるのではなく、ある程度、様々な物事の理解が進み、情報を取捨選択する力がないと、できないことではないかとも思ったのであった。

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