見出し画像

コスタの注文システムの不備とジョッシュがマネージャーに送った文句のメールとイギリスの良いところ

昨日同僚のジョッシュがマネージャーに向けて不満のメールを送り、その後1時間会議した話を聞いて2つの出来事と繋がった。

先日サービスエリアに寄った時コーヒーでも買おうかとコスタへ。
アイスコーヒーを注文して受け取りを待つも、なかなか出て来ない。
良く見るとオーダーを受けた女性が口頭で注文を繰り返し、2人の男性が作っているが、一度きりの伝達を覚え切れるわけもなく毎度たまたま最前に並んでいる人に再び注文を聞いて作っていた。
完全に私の注文は忘れ去られているので、なんとなく最前列に足を運ぶと女性が私にオーダーを聞き直し男性2人に伝える。
もちろん男性達は謝る事もなければ、急ぐ素振りも全くない。
無事コーヒーを受け取り運転へと戻った。

この出来事を日本で育った視点で捉えると、
なんて効率の悪い作業だ、日本だったら毎日クレームだろ、、、

しかし、今イギリスで生活している私は、ほんの2.3分の無駄な時間など全く気にもせず、コーヒー飲めてハッピー!と陽気に歩いていく。

話は戻り、ジョッシュが送ったメールの内容へ。

ガーデニングチームとしてすべき事が山ほどある中、ガーデニング以外の雑用を任される事が多い。
そんなとき、マネージャーのあなたはなぜ現場に助けに来ない。
1人2人分の作業をこなす日だってあるのに、一体どうやって庭が綺麗に保てるんだ。

内容に関してはジョッシュの言いたいことは理解できる、ただ上の立場を経験していないからこそ出る意見でもあり、私としてはマネージャーの考えも十分理解できる。
指摘がずれていたとしても、チームと庭を良くしようと行動に起こせるジョッシュには感心するし、彼の良いところでもある。

しかしながらそもそも、すべき事が多い時は効率化を計れば良いだけの話で、ほぼ毎日のように起こる仕事中の30分の立ち話を辞め、チームの中で1人、2人、3人と仕事内容によって人数を臨機応変に配置し、それをマネージャーが指揮すれば全て解決する。

そして、そうはならないのがこの国イギリス。

本来やるべき事が終わらなくとも、怒られる必要はないし、急かされる事もない。どんなに効率が悪くても確実になんとなく回っていく。

日本のサービスはトップクラスだと称される理由は日々時間に追われている受け手の厳しい目が要因なのだろうか。
だとしたら日本人の私はイギリスのコスタで起こるサービスに文句を言うなど決してないだろう。

急ぐ必要がない人達でまわる社会が私が思うイギリスの良いところだ。

2024.07.10

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?