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原体験は今しか得られない|1年目のあなたへ

担当を持ったらすぐ「数字・数字・数字」。真面目なあなたは、そんな上司や先輩の言うことに洗脳され、ノルマを追いかけるマシーンとなりかけていませんか?

「顧客本位」の研修をみっちりやった最後の目標設定で「支店の数字を」というフレーズが出るとゲンナリしてしまいます。

あなたは何のために銀行員になったのですか?

近視眼的にみると、今週・今月・今期の収益をしっかり稼ぐことは大事でしょう。しかし、それだけを追い求めると、お取引先から収益を「奪って」いるだけになります。

お取引先も、今まで銀行が築いた信頼と信用を背景に、一度くらいはお付き合いいただけるかもしれません。先人が築き上げた資産をあっという間に食いつぶす、焼畑農業です。

そうして仕事が「嫌」になって辞めていくのです。

『それはみんなそうじゃないのか?』

はい。そう言いたい気持ちはよく分かります。しかし、それは違います。

「仕事観」がしっかりしている銀行員は、例え鬼のように収益を稼いでいるように見えても、同時に長期的な展望での仕掛けができていたり、経営課題に迫れていたり、お客様に感謝されていたりします。

どこで差がついたのか?

それは、駆け出しのころに、「お客様の役に立った結果、収益が上がった」という原体験を持っているかどうかです。

1歩目の角度が10°ずれてしまうと、100歩目には全然違う景色を見ていることになります。

1年目のいま、そうした原体験を積むことの重要性がお分かりいただけるでしょうか?

目の前の数字が出来なくても、1年目の動きで支店の数字が左右されるような店は、どうせ高評価は取れません。

あなたがそんな事を気にする必要は皆無です。

まずは、「お客様の役に立つにはどうすればいいか?」を一生懸命考えて、動いてみてください。


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