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学校へ行った息子 ネクストステージへ行けたかも!

 「疲れたあ〜」

 夕ご飯作らなくちゃだけど、リビングの畳スペースに大の字になってしばらく動けなくなった。ビール飲めば動けるかな?でもビールまでもたどり着けなそうってくらい疲れた。最終的にはビール飲んでご飯作ったけど。

 今日は小学校の始業式。

 今年度から、校長先生も教頭先生も新しい先生に変わるということで、昨日、息子が学校に行けていなくてこれからも行かないと言っている事を告げに学校に行ってきた。
 これまでのことも、学校に対して思っていることも、息子のことも、たくさん言いたいことがあったけど、言いたいことがありすぎて口の中が言葉の渋滞を起こして何言ってるのかよくわからなくなった。
 担任の先生によって合う合わないがあって、こっちが選べないなんておかしい。どんな子でも平等に通える場所にしてほしい。息子が行きたくないというのなら、我慢して辛い思いしてまで行きなさいとはいえない。ということが言いたくて。伝わったのだろうか。

 教頭先生は、「今日、息子さんが大丈夫なら新しい担任の先生と一緒におうちに伺ってもいいですか?息子さんに会いたいです。」と言ってきた。大人しそうに見えて行動力のある先生なんだな。帰って息子に聞いてみたら、息子は少し照れくさそうに、でも嬉しそうに「いいよ。」と言った。

 早速その日の午後に、教頭先生と若くて元気そうな女性の担任の先生が我が家に来て、家の中で1時間以上お話をした。息子はあまり先生の方を見ずにキョロキョロしながらも色々とおしゃべりしていた。家の猫のこととか、思い出話とか。
「どう?明日学校来てみない?」と担任の先生
「明日はChromebook(タブレットの授業)ない?あれやると頭痛くなるんだよね。」
「明日は始業式だから授業はないよ。」
「うーん、じゃあ考えてみる。」
「わかった、待ってるね。」

 2人が帰った後、息子は「明日学校行くね、明後日も行こうかな。」と私に言った。

 今朝、学童も行きたいというので、息子の好きなものたくさん入れたお弁当持たせて、学校へ見送った。お姉ちゃんと元気よく学校へ向かう息子のランドセルを見ていたら涙が出た。
 学童へ迎えに行ったら、楽しそうに遊んでいる息子がいて、本当に幸せな気持ちになった。
 学童の先生も、教頭先生も、担任の先生も、今日息子が学校に行ってすごく喜んでいた。息子は今日、いろんな人に喜びを与えたんだね。

 もう一度やり直し。もう、学校に行きなさいとか言わないよ。家にいたらいたで、一緒にやりたいことまだたくさんあるし。私がお仕事の時は、やってもらうことも色々あるし。たくさん準備してあるから。学校に行きたいのなら応援するし、行きたくなかったら行かなくてもいい。どっちでも息子は息子の人生をちゃんと歩んでいるってわかったから。

 息子が学校へ行けなくなって学んだことはたくさんある。私はとても成長したと思うし、有意義な時間だったと思う。でも、悩んで苦しい思いもたくさんした。私の様に、それ以上に悩んで苦しんでいる親たちがたくさんいるということ、そして学校に行けなくなった本人は、もっと無邪気に楽しく毎日を過ごさなくちゃならない時期に、とても苦しい思いをしているということ、それは多分今の時代の大きな問題で、目を逸らしてはいけないことなのだと思う。

 これからも色々あるんだろうけど、それはこの世の中を変えるチャンスが来たと思って挑もう。

 でも、ちょっと休憩。気を使いすぎて疲れた。

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