アニメの話に目を輝かせる学生たち
昨日は日本語の「~あります。」「~います。」を練習しました。
わかりやすく英語と比べたとき、
英語は単数か複数かで、
There isとThere areを区別するように、
日本語は、生き物(主に動物) か、もの(植物を含む)で区別します。
本があります。
犬がいます。
のように、主語で(あります/います)を判断しなければならないのは、学習者にとって難しい話です。
また、
木があります。
花があります。
のように、植物は「あります」を使うことに関しても、慣れるまでは何度も間違える部分です。
もっと踏み込んで説明すると、
車は、車があります。
なのに、
パトカーは、パトカーがいます。
になるという、例外もあります。
※パトカーは、パトカーの中の警察官(人)としての存在と捉えられるため、「います」になる
↑ここまでは初級レベルの段階では教えません。
このように、「~があります。/います。」を説明しているときに、
猫がいます。
という例文が出てきました。
ここで、学生に質問してみました。
「みなさんは、どんな猫が好きですか。」
と聞くと、
ある学生がこう答えました。
「黒猫です。私はユキチが好きです。」
私は一瞬、「ユキチ!?」 と思いましたが、
つられて何人もの学生が、
「僕もユキチが好きです。」
「私もユキチがほしいです。」
と言うのです。
そこで私は思い出しました。
あ、『できる猫は今日も憂鬱』というアニメのキャラクターのことだと。
そして学生に、そのアニメのことを聞いてみると、
「そのアニメを見ます。」
「そのアニメが大好きです。」
と、今までで一番の顔を見せてくれました。
英語では『The Masterful Cat Is Depressed Again Today.』と言うんだとか…(英語の名前は学生たちに教えてもらった。)
私は色々な例文を考えて覚えてもらう工夫をしていたのですが、そのクラスで一番盛り上がりを見せたのは、そのアニメの話でした。
若干的外れ感はありましたが、私はキラキラ輝く学生たちの顔を忘れることができませんでした。
今日の授業の話題に猫が出てきて良かったな…
と思いました🐾
写真は職場のアイドル、黒猫ちゃんです。
名前はまだありません。
読んでくださりありがとうございました✨
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