ゴジラ×コング 新たなる帝国

私は普段、事前情報はあまり入れない主義だが、この映画については、どう遮断しても、「面白い」というのと、「IQが下がる」という2つが入ってきてしまい。つまりはそういう映画なのだなと覚悟をして鑑賞したが、まさにそういう映画だった。いや、面白かったですよ。こちらもIQ下げて観たので。

今回、ゴジラは明確に人類側の味方に舵を切ったが、それはかつての東宝ゴジラシリーズでも起きていたことであり、ゴジラとコングのやりとりからすると、ちょうど『三大怪獣 地球最大の決戦』(「ラドンモそうだそうだと言っています」のセリフで有名な)に相当するあたり。アダム・ウィンガード監督は十分にその辺意識して作ったと思われる。
東宝初期ゴジラといえば、地域の名物巨大建築を壊すのが見どころ。だから、エジプト人であれば、「うちのピラミッドをゴジラが壊してくれないかなー」と常々思っているに違いない(個人の予想です)。本作はそんな期待に十分に応えてくれる。怪獣どうしの格闘についてもそう。なんといっても、味方のはずのゴジラコングが出会い頭にみっちり、ゼイリブばりに戦ってくれる(監督はんあんでもゼイリブの格闘シーンを参考にしたとか)。

こうなってくると、前作からひっぱっている地球空洞説とか、今回に関してはどうでもよくなってくる。ちなみに、空洞説で一番気になるんが、地底世界の太陽はどこにある?問題。本作、それだけは気になってずっと観ていたが、最後まで太陽は登場しなかった。影はついてるのに。まあでもそこが本作の本質ではないってことで。

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