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わたしに宛てた手紙の綴り

5年間つかえるタイプの手帳を買って、書き始めて、1年と2ヶ月くらい経ちました。1ページ内のスペースが5分割されていて、5年間にわたる同じ日付の記録が1ページ内で見ることができる、という手帳です。

書き始めて一年を過ぎたところからが、この手帳の真価発揮のときです! そう、過去のじぶんの残した記録を見返すというおこないが、日々のサイクルにうまいこと組み込まれるのです。

なにせ、ページをめくるたびに、その日に書くべきスペースのすぐ上を見るだけで、過去のおのれによる記録があるのですから。

この、過去を振り返るおこないをシステム化できるというところに、僕は大きな価値を感じています。それも、視線を上方に移すだけ! というハードルの低さで、というところが何よりも重要なポイントです。

どこに埋もれたんだかわからない過去の記録をひっぱり出すのは、それだけで億劫です。しかも、そうやって苦労してひっぱり出したものを見たら、恥ずかしくていてもたってもいられなくなるかもしれない……という精神的な重さがあります。それに打ち勝って、過去のじぶんの記録物を見返すというのは、もう一大事業です。

でも、それだけそこにあるものは「わたし」に特化した、スーパーウルトラ貴重なこの世で唯一の資料だということになります。これを腐らせておくのはもったいない。腐らせたことを思い出せればまだ良くて、永遠に見失ったまま闇の底で埃の惑星のマントルと化してしまっては、手間をかけて記録したその時間を遊びにでも使っていた方がまだましというものです。

記録するおこないそのものが、遊びにだってなりうるのですけれどね。

残された過去の記録は、いまのじぶんへのメッセージだと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。

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