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2022年9月の記事一覧
サニーデイ・サービス『青春狂走曲』 都市を縦横する同志
会ってない友達に「最近こんないい音楽あったよ」って教えたくなる。お互い別々に生きてるし余裕もないんだけど、どっかで体や気持ちを動かして連帯感を覚えてる、みたいな。歌は他人同志を重ねさせてくれる霊媒。
斉藤哲夫『吉祥寺』 音楽の町の記憶
音楽が聴こえてくる町。更新するヒストリー。私の知る以前の町鳴り。一人ひとりが自分の都合でよき関係を結べる町。ハレとケ、いろんな目的が混成し、ミュージシャンを抱く町、素敵な吉祥寺。
GARO(ガロ)『二人だけの昼下り』つれない君の牙城
すぎやまこういち氏の作曲。Aメロ折り返しから多声音楽の様相。構成・サイズはコンパクトに大衆への愛。ABメロで平行調の対比がはっきり。哀愁とあたたかみのダブルリードの間奏、豊かな楽器編成、コーラスの壁厚が妙。