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2018年10月の記事一覧
「果てる・果てない」の果てに 〜Taste of a Life〜
縄文時代の人たちの寿命は、30歳くらいだったというようなことを、耳にしないでもありません。現在32歳の僕は、縄文時代の寿命に照らし合わせて言ったら、完全に人生のエクストララウンドに突入していて、その最中にいるわけですね。
僕には2歳5ヶ月の息子がおりまして、もう自由にそこらじゅうを走り回っています。発語も多く、よく場を仕切ります。僕はよく、息子の指図を受けます。「何々をして」だとか、「何々し
食う・寝る・あそぶ 〜肝に銘じた3原則〜
手帳に毎日の体調がどうだったかと、その原因の考察を書いています。原因の考察なんて言うとおおげさにきこえますが、要は「きのう早く寝た」とか「バランスよく適量の食事をしかるべきタイミングで摂った」とか、ひとこと・ふたこと・一行程度の箇条書きがいくつかならんでいるだけ、という程度の考察です。
そして、もうほとんどバラしてしまっていますけれど、「今日は体調が良かった」「いいはたらきができた」「やりた
888文字のサンドウィッチ
それまでの自分が崩れるところに、僕は生きる価値を見出しがちです。「生きる価値を見出す」なんていうと、大げさな気もしますね。単に、生きてきてよかったと、そう思うというだけです。まだ生き続けることで、こんなこともあるんだなぁと、ただそう思うというだけです。
「それまでの自分が崩れる」には、「それまでの自分」が要ります。崩れるものなしには、崩れるという現象は起きません。
あるとき触れたことが、な
気圧の差に、吹き込む笑顔。
余裕がないと、笑顔が潰えがちになる。では、笑顔さえ絶やさないでいればいつでも余裕が生まれるかといえば、そう簡単なものでもないだろう。余裕がなくなった途端、真っ先に忘れてしまうものが笑顔なのかもしれない。
笑顔は、余白に吹き込む風みたいなものかもしれない。まずそこに余白があって、それ以外の場所との気圧の差によって吹き込む自然現象みたいなものかもしれない。
笑顔にも、つくり笑顔というものが
パラレルワールドがあったらば 〜理想の本番はあるか〜
どんなに練習を重ねても、本番は練習どおりにはいかない。どんなに気を遣って体調管理をしても、本番をベストコンディションで迎えられるとは限らない。
それなら、練習したってしなくたって、体調管理をしたってしなくたって、うまくいくときはうまくいくし、うまくいかないときはうまくいかない……ということになってしまうだろうか。
練習を重ねに重ねたときの自分と、そうじゃないときの自分を、分岐点できれい
成長 〜若さの喪失の獲得〜
区切りの良い数字で自分の人生を区切ってみていくと、いったい何があるだろう。僕に特筆すべき重要なポイントが、いったいいくつみつかるだろうかわからない。
20歳で、一応日本人は成人とみなされる。これも、法律が変わって、ちかぢか18歳になるんでしたっけ?(検索したら2022年4月から施行とする旨が出てきたが、正しいだろうか?) 僕は、20歳になったときより、21歳になったときの方が、なんとなく気
端っこの味 〜切り落とされた真実〜
切り身になったお刺身が、そのままの姿で海を泳いでいる……そう思い込んでいる子どもがいたという話を、どこかで聞いたことがある。たぶん、「食育」の必要性を説く文脈で話されたことなのだと思うけれど、これはきっと、「食」に限った話ではない。
人参の頭の部分が好きだ。かつて、「葉」の部分がついていたはずで、それが切り落とされた側の端っこの部分のことだ。この部分は、人参の風味が詰まっている。噛み潰したと
ヒーローを支える、ヒーローあり。
大学生の頃、印刷工場内の機械や設備を、拭きあげてきれいにするアルバイトをしたことがありました。家庭用の洗濯機をふたつ連ねて並べたくらいの大きさの水槽や、膝丈くらいの水槽や、印刷物を送るローラーの下に設置された受け皿のような細長い部品などを清掃するのが主な作業でした。都内にある非常に大規模な印刷所でしたので、あの頃広く認知され話題になったなんらかの出版物・あらゆる印刷物のどれかが、僕たちの掃除した機
もっとみるためらわずに「やる」のが、いかに簡単か。
僕には、保守的なところがあるのを自覚しています。「今のまま」を続けることを重んじる価値観、といえましょうか。
ずっとずっと、墓に入るまで(入れればラッキーですが)このままでいいというわけではない、というのはわかっているのです。それを、いつまでに変えないとならないのかを見極める能力に、いくぶん不足があるのかもしれません。
その期を見極められたとして、その期までに何かを変えるためには、いつ
「メタ枠組み」に就いて
自分で仕事をつくるというのは大変だ。毎日が白紙で、それをぜんぶ、自分で埋めなきゃならないとしたら、大変だ。
就職するというのは、自分に大きな、かつ安定した枠組みを導入することなのかもしれない。たとえば平日の5日間、9時〜18時のあいだ、1時間の休憩を含めてはたらくという枠組みを自分に導入したら、何時からはたらいて何時に終わらせるのか、日々思い悩むことはない。
仕事内容にしても、その職に就く
お次は、未来。〜点からはじまるビッグバン〜
一個の商品と引き換えに、やりとりされる代金。時間は、お金に換えることができる。逆にお金を遣って、時間を捻出することもできるだろう。その場合は、金銭報酬によって誰かに代行してもらえるようなおこないに、日常的に自分が時間を費やしているという条件が付くだろう。自分でやることに意味を見出すおこないは、誰かに代行してもらったんじゃ意味がない。
そのときに動いて、流れてどこかに消えてしまう、お金。もちろ