ばんどう通信R5年03号

こんばんは、ばんどうです。

春は出会いと別れの季節、とはよく言いますが私は現在絶賛アルバイトスタッフの採用面接に追われております。

お店の目の前の桜。もう葉が出てきまして終わりですね。

初のお金をかけての採用活動


今でなんとか紹介やらなんやらでご縁を繋いでお手伝いくださる方を見つけていましたが今回、初めてお金を払って求人募集をしてみました。
採用予定3〜5人予定のところ、推定応募総数(多分)5〜60名ほど。推定、とか多分、とか書いているのは今もまだ通知が止まってないからです(笑
(今日も休日予定を返上して朝からずっと面接しておりました...)
人手不足と言われるこのご時世、めちゃくちゃありがたい限りです。

ばんどうでの皆さんのお食事の時間が、より一層楽しく素敵なものになるよう、そして応募くださった方たちのためにも、全力で選考にあたっております。
新規スタッフに遭遇されました際は温かい目で見守って頂けたらと幸いです。

事業に対する想い

そんなスタッフを採用するにあたり、自身のお店についてどう話そう?と考えをまとめ直すきっかけとなり、いろいろ文章としてまとめてみたのでせっかくなのでこちらにも書かせていただきます。

あんまりあちこちに書いてこなかったんですがことわりをはかるみせ ばんどうには一応事業理念というものが明文化されてましてそれは
「人生を変え得る感動の食体験を提供する」
こと。
「理を料る」はあくまでもその事業理念を達成するために「こういう歩き方をしますよ」という方向性・手段の話なんですね。

「人生を変える」って誰の人生?って話なんですがこれは17歳の自分なんです。
17歳の時、学校に内緒でバイトしたお金を握りしめて、学校に内緒で買った原付に乗って、人生で初めて「コース料理」というものを食べたあの日。
「ご飯を食べるって、こんなにも楽しいことだったのか」
そう感じたあの体験が、文字通り「自分の人生を変えた」からこそ今ここにいるんだと思っています。

なのでことわりをはかるみせ ばんどうに関しても「17歳の自分がもしこの店に来たとして、感動のあまり進学を辞め料理の道を志すようになるか?」を全ての基準にして考えています。他の誰でもなく、過去の自分にとって憧れを抱かれるような大人でいたい。だからこそ、仕事に対しても嘘をつきたくない、という。

アルバイトの求人条件も同様にその基準を基に考えていて「人様の感動を目指している店のスタッフが最低賃金ギリギリで働いているべきではない」との思いから世間相場より少し高めに設定させて貰いました。(そうじゃないとそのスタッフの人生はどうなるの??って話になりますからね)
「お客様からそれなりの単価を頂いているから賃金を上げられる」のではなく「事業理念と照らした時、時給を上げないのは筋が通らない、おかしい」と思うから高く設定する、という理屈ですね。

食べログ百銘店に選ばれました


食べログは受賞するかどうかの選択権はなくいきなり送られてくるみたいです。

先日、気がついたら盾?みたいなのが届いてまして、どうやら食べログ百銘店なるものに選んでいただけたようです。基本的にはご来店くださった皆様が書いた投稿でいただいたものになるので、個人的には他のグルメガイドよりはちょっとだけ嬉しいかも、と思っております。ありがとうございます!!
まあ、ただ基本的にはあくまでもこうした何かしらの媒体からの「評価」は参考程度のもの、というか「今その瞬間、来店してくれているお客様が楽しんでくださっているか??」が全てだと思っているのでこれからも変わらず邁進していけたらと思っております。どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。

試作用炭焼きシステム

先号でご紹介しました「試作とか試食でちょっと焼くだけ」の炭焼きシステム。
一旦の完成をいたしました。と言っても先号のプロトタイプと比べての違いは「ダッチオーブンを南部鉄器に替えただけ」なんですが。工作精度と仕上げのクオリティが全然違うので使っててテンションが全く違う(笑

だるまいかゲソ 賄いにしよ、と思って炙ったらあまりに美味しくて献立に入れたやつ(笑)
賄いのマグロかま
こういう切れ端はペアリングの相性確認するのに良いのです。

あと、一応使いやすくもなりました。
今回のスタッフ募集の狙いの一つとして「坂東がやらないといけない仕事」と「誰でもできる仕事」に分けた時、誰でもできる仕事を現状やらざるを得ない状況がある。これはお店の価値を大きく減衰しているので、「誰でもできる仕事は一切やらなくていい状況を作ろう」というものがあります。
要は「洗剤補充とかしてるくらいだったらその時間に試作とかしたい」ということですね。ということでこれから大活躍の予定!

4月は

3月に引き続き貝類や山菜類がいい感じなのと、鯛や穴子などちょっと春っぽい食材もいろいろと増えてまいりました。
近藤さんの苺もラストスパート。
空席もまだございますのでどうぞよろしくお願いいたします。

蛤 もう終わりですね。
最近お出ししてた但馬玄の牛すじ牛丼
近藤さんのいちご 練りたてわらび餅と合わせて
ガスエビ


苺を買いに行った際に敷地から盗んでくる(笑)ヨモギ

GWの予定


基本的には、ゴールデンウィークに関してもいつもと変わらず営業をいたします。(私が極度の人混み嫌いのためこういう期間に出かけることはほぼしないので)
基本的には毎年予約はそんなに入らないのと、今年は特に皆さんお出かけされそうな雰囲気ではあるので、営業しますと言いつつまあのんびりしながらいろいろ研究・試作をしながらお待ちしてようかな、と。
もしかしたらなんかお遊びイベントみたいなのやるかもしれませんがその際は次回通信をちょっと早めに送らせていただく形にてご連絡いたします。

終わりに


さて、今月も最後までお読みいただきありがとうございました。
応募者ホイホイとなった?求人掲載に載せた賄い写真でも載せて終わりにします。
ではでは!

ビジュアル良い日の賄い集めました(笑)


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