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まずはやってみよう!そうすれば楽しくなるかもよ。

こんにちは!
福島県で働くキャリアコンサルタント、板橋理です。

4月になり新しい環境になる方、多いですよね。
学生から社会人になる、新しい部署に異動になるとか。
でも、新しい環境って、慣れなかったり、うまくいかなかったすることが多いかと思います。

今週は、しんどい仕事が楽しいに変化した私の体験を話したいと思います。


新入社員のスタート

私が新入社員だった頃の話です。
入社初日、私は総務課への配属を言い渡されました。自分の机に案内されると、山のような郵便物と会社の代表電話がありました。

そしてこう告げられました。
「板橋君の仕事は、まず、この郵便物を担当部署に配ることとと電話対応だから。よろしくね!」

電話に出たくない

簡単な組織の説明と業務の流れを教えてもらい、仕事がスタートしました。

郵便物を担当部署に配る仕事は、山のような郵便物を開封して目を通すことだけでも、ひと苦労。組織の全体図さえ分かっていない私にとっては、心が折れるような仕事でした。

そして、特に嫌だったのは電話対応でした。

代表電話なので、頻繁に電話が鳴ります。
またビジネス的な電話を受けるのは初めてということもあり、言葉遣いに戸惑いました。

そして、相手の要件が良く分かりません。

お世話になったこともないのに、「お世話になります」ってなんで言うんだろうなんて考えながら、モヤモヤした気持ちにもなりました。

また会社の組織などまったくわからないので、担当部署ではないところに電話をつないでしまたこともあり、“こっちは担当者じゃない!”と怒られたりもしました。

そんな電話を繰り返していると、だんだんと電話に出るのが嫌になってきました。

しかし電話は、そんな私の気持ちに関係なく鳴り続けます。

電話に出るのに躊躇し、電話が鳴り続けていると、
「おーい!早く電話出ろ!!」という周囲の声。
プレッシャーでした。。。

たまたまとってしまった受話器の向こうから

そんな環境の中でしたが、いったん嫌な電話を忘れようと郵便物を処理に集中することにしました。
郵便の一つ一つ中身を確認して、関係部署に振り分ける仕事に集中していると、電話のことも気にしなくてよくなるからです。

そんなある時。
作業を続けていた私が席を立とうとした瞬間の動作に合わせて電話が鳴りました。
そして、なぜか、その動作の流れで受話器をとってしまう瞬間がありました。
頭の中では「うわ。とっちゃった。。嫌だな。。。」と思っていたところ、受話器の向こうからは意外な反応がありました。

相手「早っ!電話でるの早いなー(笑)。こっちの呼び出し音鳴らなかったよ!君すごいね。」
私「そ、そ、そうですか。。。」
相手「そうだよ、いいね。電話って、みんな出るの遅いからね(笑)。名前なんて言うの?」

今までにない反応があり、少しだけ相手の方と電話で会話をすることになりました。

その瞬間、自分に中のスイッチが入ったような感覚がありました。

たわいのない会話でしたが、電話をとって話すことが楽しく感じられました。

そして「早く電話にでること」で相手が喜んでくれることにも気づきました。

電話早とりゲームに!

そして、私の中ではこう気持ちが変わりました。

「たまたま早く電話に出ただけで相手が喜んでくれた。ってことは、もっと早く出れば、もっと驚いてくれるかな」

「よし!誰よりも早く電話に出てみよう。」

嫌だった電話が、楽しみに変わったのです。

そして、そのためにはどうすればいいかを考えました。
よく電話を観察してみると、ベルが鳴る前に一瞬だけ早くランプが光ることがわかりました。しかし、ずっと電話を見ているわけにはいかないので、視界の中に電話機が入るように机の上のレイアウトを変更しました。
電話のランプが光るのが自然と視界に入るようにしたのです。

また座ったままだと動きが遅くなるので、立って仕事をすることにしました。
郵便物の仕分けの作業は、量も多く、振り分けるのに左右に動くので、立ってやることでこちらも効率的になりました。
(もちろん立っているのは一日中ではなく、郵便物を処理する午前中だけです。)

ふとした相手の反応により。あんなに嫌だった電話対応が、ゲーム感覚で取り組めるようになった、私の経験でした。

おわりに

この経験から、嫌だと思ったことも、まずはやってみることが大事だと気づきました。
やってみると、様々な反応があり、それに反応するように自分の気持ちや取組み姿勢も変わってくるものです。

私は、前向きに取り組んでいれば必ず良い方向に行くと信じて仕事をしています。

「まずは気軽な気持ちでやってみる」
「自分のできることからやってみる」

と言う気持ちで取り組んでみましょう!

きっとできますよ!

本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
また来週、お会いしましょう。

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