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「ちょっと相談が、、、」は相談ではなく、退職の報告。

こんにちは!
福島県のキャリアコンサルタント、板橋理です。

今週のテーマは、「早期離職」。
人事担当としては、
「ちょっと相談が、、」なんて言われると、ドキッとしちゃいますよね。


離職・退職という選択

一般的には3年以内が早期離職と言われていますが、
最近では、入社後数か月、数週間の離職なども聞かれますね。

いずれにしても、何らかの理由があって労働者は離職という「選択」をしているんだと思います。
その「選択」自体には、正解も不正解もありません。
ただ、「離職以外の選択」もあったんじゃないかと思います。

働くことは、時につらい

働くことは、楽しいことばかりではなく、つらいこともあります。
つらく、壁にぶち当たった時、どうして良いのか分からなくなる。
働くことについての悩みって、誰に相談していいのかわからない。
そして、ひとりひとり状況が違う。

そんな中、ひとりで思い悩み、「離職・退職」という選択をし、
「ちょっと相談が、、」という「離職・退職の報告」になる。

会社としては、もっと早く相談してもらえば、部署異動などの対応ができたものの、本人の意思は決まっていて、何もできない。。。

話を聴く

こういった状況を改善するためには、どうすればいいのか?

まずは、話を聴く環境をつくることだと思います。

会社でも人事が「いつでも相談して」なんていっても、なかなか相談はあがってきません。
なので、話をする、話を聴く機会をつくるのです。
会社であれば、社内の面談や1on1などを、制度として取り入れてみてはいかがでしょうか。言い方が良くないかもですが、半強制的にでもそういった機会をつくることも必要なのではないかと思います。

「働き方について、もやもやしている」
「仕事をする中で不安に感じている」
「うまく仕事がすすめられない」
など、事前に知ることが出来れば、人事として、そして会社として、やれることがたくさんあると思うんです。

説得すれば大丈夫?

またこういった話で良く聞くのが、
「退職したい」と相談をうけた上司が、そのことを一人で抱えているケース。
その上司も悪気があったわけではないようですが、
「今はそう言ってるけど、そのうち気持ちが変わるだろう」
「説得すれば考え方が変わるだろう」
と、思ってしまうようですね。

しかし、それは逆効果になることが多いような気がします。
速めに対応することで、会社としてできることもいくつかありますので、人事部やしっかりと対応できる部署につなぐことが、先決ですね。

「ご相談が、、、」じゃなくて
「ちょっと聞いてくださいよー!」って環境を目指しましょうね。

おわりに

今週も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます!

仕事のこと、働くことで もやもやしたら、キャリアコンサルタントにご相談ください。雑談するだけで、今までにない選択肢が見えてくることもありますからね。

また来週、お会いしましょう!


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